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代表質問の内容⑪【「小中学生の不登校支援」について】

前回に引き続き、今回は「小中学生の不登校支援」について行った代表質問をご紹介します。

私は現在、中学生と高校生の子どもがいますが、子供たちを取り巻く環境の中で得た経験として、不登校は特定の子どもに特定の問題があることによって起こるのではなく、どの子どもにも起こりうるものだと痛感しています。一度不登校になったとしても、家庭と学校そして地域が連携し、きめ細かな対応を子どもにすることで、不登校を脱することも可能だと感じています。

足立区の不登校数の過去10年間の経年変化を見ると、平成17年度小中学生の不登校者数は436名(小学生91名、中学生345名)に対し、平成25年度は741名(小学生168名、中学生573名)、平成26年度では878名(小学生203名、中学生675名)と過去最多になっています。

不登校になった理由としては、無気力、不安など情緒的混乱やいじめを除く友人関係をめぐる問題であったり、親子関係をめぐる問題、中学生では学業の不振も増加傾向です。

多様な問題を抱えた子供たちに対する、きめ細やかな支援が求められます。

親と子ども、そして学校を結ぶスクールソーシャルワーカーの増員とスクールソーシャルワーカーを各学校に派遣し、一層充実した指導や家庭への働きかけの取組みを強化し、不登校の子どもや家庭を支援する体制をさらに進めていきたいと思います。

以下、代表質問の内容と、その答弁です。

*****以下、議事録の抜粋(要旨)*****

<長谷川たかこ>

次に小中学生の不登校支援について伺います。現在、30日以上学校を休んでいる小中学生は全国で12万2655人、何れも2年連続で増加をしています。不登校は心の問題だけでなく、進路の問題も含んでいます。

不登校になった理由としては、無気力、不安など情緒的混乱やいじめを除く友人関係をめぐる問題であったり親子関係をめぐる問題、中学生では学業の不振も増加傾向です。

多様な問題を抱えた子供たちに対する、きめ細やかな支援が必要です。今年度から、足立区では2つのモデル地区を重点に小学校5校・中学校2校の7校を対象にスクールソーシャルワーカー(以下、SSW)3名を小中学校に派遣し不登校の子どもや家庭を支援する体制を進めています。

【問】

不登校の未然防止と不登校児童生徒に対する支援を早急に進めるため、SSWを増やし、足立区全小中学校に派遣して頂きたいと思いますが、如何でしょうか。

【子ども家庭部長】

小中学校の不登校支援についてお答え致します。

先ず、スクールソーシャルワーカーの増員でございますが、今年度から配置したスクールソーシャルワーカーは、現在2地区7校を中心に、不登校だけでなく家庭環境や非行など、子ども達の様々な課題の解決に向け、学校や関係機関と共に取り組んでおります。

こうした取組みの成果を検証したうえで、他の地域での来年度以降の計画的な配置を検討して参ります。

<長谷川>

また、不登校の子ども達の学習の場を提供することも大変重要です。現在、民間のフリースクールの月の授業料は、1万円~5万円とする団体・施設がそれぞれ4割弱あります。平均額は入会金では5万3千円、授業料に関しては月3万3千円となっています。不登校の家庭は、経済的にも苦しい家庭が多く、学費を捻出するのには難しい状況があります。

【問】

区は現在、不登校の子供たちの為に支援をしているチャレンジ学級を2校、綾瀬と西新井に設置しています。現在の場所では、エリア的に通うことが難しい児童生徒がいます。空白地域にチャレンジ学級を増設したり、今後、エリアデザインとして区が新設する施設内にNPOや民間施設のフリースクールに場所を提供するなど、学びの場を積極的に増やして頂きたいと思いますが、如何でしょうか。

また、不登校の家庭にいち早くフリースクールの情報を提供し、フリースクールの学費の一部を援助するなどの学習支援やフリースクールとの連携・協力体制を今後、区として積極的に構築して頂きたいと思いますが、区の見解を求めます。

【子ども家庭部長】

チャレンジ学級につきましては、交通の便の良い西新井と綾瀬で開催しており、箇所数を増やす考えはありませんが、利用する児童・生徒数が増加しており、これに対応し受け入れ体制を充実させて参ります。

現在、フリースクールなどの民間施設に通っている児童・生徒数は、小学校5名、中学校8名となっており、教職員が施設を訪問し、毎月定期連絡を行うなどの連携を行っております。

民間のフリースクールの設置、情報の提供、学費の援助などにつきましては、国における今後の議論の動向などを注視しながら、検討して参ります。


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