NEW 第12回マニフェスト大賞 「優秀政策提言賞」を受賞しました! 特集ページはこちら
第5回マニフェスト大賞 「最優秀政策提言賞」を受賞しました! 特集ページはこちら
毎日フォーラム 7月号・寄稿文掲載 寄稿文の詳細はこちら
論文:中国残留帰国者問題の研究 ― その現状と課題 ― を公開致しました。論文の詳細はこちら

東京武道館 避難されている子ども達への学習指導

      0413_1       0413_3


 4月12日現在、東京武道館の避難者の皆さんは74世帯148人(男性88人、女性60人)、避難所開設からの累計で293世帯663人となっています。
 小学1年生から高校3年生まで、16人(小学生5人中学生4人高校生7人)の児童生徒さんが東京武道館で避難生活をされています。

 今日はかねてから話が進んでいました、東京武道館で避難生活をされている小中高生の子ども達を対象とした学習塾での学習指導が開始されました。
 希望者に対して、塾の方からのご厚意で無料での指導となっています。


 朝、9時50分に塾長自ら東京武道館へお迎えをされ、学習塾(綾瀬2丁目のVictory学院)で、3人の子ども達を対象(小学1生・5年・中学1年生)に指導をされました。
 全てマンツーマンでの指導です。
 映像教材での指導もできるとのことで、充実した学習を提供できるとのことです。


 実は、このお話をいただき、区の担当部署で希望者の募集のチラシを掲示板に貼った当初には、申し込みがなかったそうです。
 私も毎日のように東京武道館に足を運んでいますが、普通であれば学校に行っている時間に子ども達が武道館内にいるような状態を心配していました。

 そこで、塾長と直接、被災された子ども達の保護者に学習についての話を伺うことにしました。


 保護者の方から一番に挙げられた問題点は、区から指定された小中学校が遠いこと。
 現在は青井中学校、弘道小学校での受け入れになっていますが、実際に通っているのは小学校へ1人のみです。

 最初にこのお話を区の担当職員の方からお聞きしたときにも、目の前にある綾瀬小・東綾瀬中学校で対応できないのか、担当者に要望をしました。
 しかし、区の担当者の話では、綾瀬小学校、東綾瀬中学校は定員がいっぱいなので、受け入れはできないとのことでした。

 確かに、平時であれば1クラスの定員などは考えられてしかるべきですが、このような非常時と言える時まで、現場の声をお聞きすることなく、数字のみで判断されたようです。
 東京武道館周辺の地理をご存知の方は分かると思いますが、子どもの足でも東綾瀬中学校までは1、2分、綾瀬小学校まででも5分もかからず登校できます。

 定員と言っても、単純に人数だけで考えても、1学年に1人か2人くらいの話です。
 どこかのクラスに、1つ席を増やせばいいわけです。
 しかも、これは避難者の皆さんが、どこか落ち着いた生活のできる場所が決まるまでの仮の措置です。

 大変な思いをされて、知らない土地で不安になりながら避難生活をされている子ども達やその保護者の皆さんに、目の前の学校ではなく、定員を理由に歩いて15分、20分かかる学校で受け入れるという判断には疑問を感じ、最寄りの小中学校での受け入れをするよう、3月から再三、お願いをしてきました。


 実際のところ、保護者の皆さんからも、なぜ目の前にある学校にいけないのか、もしそこなら、子どもを行かせたいとの話しが一様にありました。
 目の前にある小中学校に行くことが子どもの安全と、そして親の安心につながることは容易に想像出来ます。
 担当課の皆様には、被災者の皆さんの立場・気持ちに配慮し、お声を聞きながら心あるご対応を、改めてお願いしたいと思います。

 もちろん、これは特定の部署に限ったことではなく、また普段の区政にも共通するものです。


 被災者の方々からお話をお聞きする中で、保護者の皆さんからは子どもの精神状態や、あの地震の恐ろしい経験のために、子どもから目を離せない状態になっているとのことでした。
(外に出して、あの震災にまたあった時に子供に何かあったことを考えるとそばを離れたくないとのことでした)

 今日から始まった学習塾での学習指導の募集の際にも、当初は、同じ心理が働いていたようでした。
 しかし、学習塾の先生と直接お話しできたことで、お母さま方も不安が払しょくされ、安心し、子どもを預けようという気持ちになってくださいました。


 学習塾には、区の担当者もいらしていました。
 まだまだ、高校生も含めて避難されているお子さん方も多くいらっしゃいます。
 今後の状況を見ながら、私も少しでも東京武道館で避難をされている方々が少しでも日常を取り戻し、安心して生活ができるよう担当部署と協議していきたいと思います。


 今回の一連の経験から、機械的に窓口を開いて、来た人にのみに対応をするのではなく、当事者の気持ちに寄り添って考え、時には行政の側が各個別に足を運んで、事情を聴き、丁寧なケアをしていかなければならないことを強く感じました。

 これももちろん、普段の区政にも同じことが言えます。
 今後、さまざまな区での取り組みにも生かしていきたいと思います。

HOMESITEMAPLINK 政策活動報告議会報告プロフィール事務所 資料室 リンク