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東京若手議員の会 目黒区視察「特別支援教室について」

今日は東京若手議員の会の目黒研修会に参加をしてきました。

場所は中目黒住区センターです。

 

内容は、発達障害教育を支える「特別支援教室」についてです。今日はその蓄積されたノウハウや課題を学ばせて頂きました。

 

特別支援教室は、今年度から東京都全域で順次導入されていますが、目黒区ではモデル事業として小学校は平成24年にスタートしており、中学校は平成28年度から29年度の2年間を東京都から「中学校における特別支援教室モデル事業」の指定を受けています(目黒区・葛飾区・日野市・狛江市で実施)。

現在、小学校に関しては、足立区等の他市区は平成28年度から平成30年度までに完全実施することになっています。

 

対象となる生徒は、通常の学級に在籍する知的発達に遅れの無い発達障害等の生徒です。つまり、自閉症・情緒障がい・学習障がい・または注意欠陥多動性障がいに該当したり、疑いのある以下のような生徒です。

 

・読み書き計算等の特定の分野だけ困難さがある

・周りが気になって集中できない

・板書を移すのが遅い

・注意をしてもいつも忘れ物をしてしまう

・空気が読めず、人の気持ちがわからない

・感情や行動のコントロールが出来ない

・集団が苦手そうに見える

・不注意な間違いが多い

 

小学校の「特別支援教室」を全校で行えるようにすることで、今迄は指定された通級のある学校へ親が送迎をしていたのが、同じ学校内で済ませることができることにより、親の送迎の負担がなくなり、交通機関の利用などによる経済的負担も軽減されました。また、児童は在籍学級を抜けることに対する不安も軽減され、通級にかかる移動時間の不要により学習時間を確保することができます。

 

今後、目黒区が目指すところとして以下が挙げられます。

・特別支援教育の視点による環境整備(掲示物等の簡素化・カーテンなどで見えなくする)

・道徳教育や人権教育の推進をして暖かい関係性を構築する事

・全教員の指導力の向上→特別支援教育の視点を持った教育の育成

 

目黒区では、「誰もが居心地の良い環境・個性を尊重できる環境」を構築して行くことを目指していますが、現状は、通常学級におけるユニバーサルデザインの教育は学校間によって格差があり、ばらばら感があるそうです。

 

また、中学校における特別支援教室モデル事業については、平成27年度の校長会の調査によると目黒区立中学校の通常の学級に4.4%116名(全体の人数は2633名)の特別な支援を必要とする生徒が在籍しているという結果が出ました。しかし、実際に通級指導学級で支援を受けているのは0.45%12名となっているそうです。

 

中学校での指導内容は、自立活動と教科の補充に力を入れているそうです。

自立活動…社会性の獲得、感覚・認知の偏りや未発達さの改善を図る学習を行う

教科の補充…読み・書き・計算等の中の特別な困難さに着目して、通常の学級でも生かせる学習方法を学ぶ

 

中学校での課題としては、

・思春期で多感な時期

・進路を見据えた指導

・教科担任制

・不登校に対する対応

・理解啓発のむずかしさ

 

課題解決に向けた取り組みとして、

・連携できるツールの開発

・理解啓発に向けた研修や授業等の実施

・利用までの流れの在り方

・巡回指導教員の専門性の向上

 

今後さらに教員・保護者・生徒への啓発を行っていくそうです。

既に日野市が先行実施をしていますが、葛飾区や狛江市でも行われているとのことでした。

今後、これらの自治体にも伺い、視察をしていきたいと思います。

 

 


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