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6月16日の産業環境委員会の内容

午前10時より、産業環境委員会が開かれました。
 2件の条例の改正に関する審査、2件の陳情に関する審査などを行った後、行政からの報告事項、また、それに対する質疑などを行いました。
 主な報告事項は以下の通りです。

(1)足立区勤労福祉会館の指定管理者の公募について
(2)平成19年度の消費生活相談等の実績について
(3)清掃負担の公平・役割分担のあり方について
(4)足立区清掃工場モデル収集可燃ごみの焼却実証確認実施報告について
(5)「東京23区推奨袋」認定制度の廃止について
(6)廃プラスチック油化モデル事業の検討について

 一通り行政側からの説明を聞いた後、質疑に入ります。
 この日の委員会は、環境サミットを週末に控えていたこともあり、私からは主に環境問題について質問を行いました。


 環境問題と言うと、「地球温暖化の問題」が真っ先に頭に浮かぶ人も多いと思います。
 地球温暖化の問題は、大変深刻な問題であり、すぐに対策をとらなければならない緊急の課題であり、私もその必要性を何度も訴えてきました。

 しかし、環境問題とはこれだけではありません。
 例えば、足立区が抱えているゴミ問題。原油価格の高騰で、一般消費者まで大きな影響を与えている化石燃料の枯渇問題。土壌や大気、水質などの汚染問題な ど、さまざまな問題があります。


 その中で、私が何度も取り上げているゴミ問題は、焼却による温室効果ガスの排出という温暖化の問題はもちろん、限りある石油資源をリサイクルによって有 効に利用するという観点も含んでいます。

 先日、「環境サミット in 足立」の宣言文の中で、環境問題の原因として、「永年にわたり、人間が経済最優先の物質的な繁栄を求め続けたことにより、環境は置き去り」にされてきたこ とが問題であると指摘されました。(全文は足立 区のHP参照

 まさにその通りだと思います。
 特に、18世紀末の産業革命後、地球温暖化に大きな影響を与えるとされる二酸化炭素の排出量が飛躍的に伸びてきたのは、その最たる例です。
 私たち人類が、便利さを求めて、経済的な発展を求めてきた結果、地球環境を犠牲にして便利な生活を手に入れてきた訳です。
 しかし、現在、これを改めなければならないと、世界中で多くの人が気付き、実際に行動を起こしています。


 よく廃プラスチックの分別・リサイクルの問題を取り上げると、「お金がかかる」とか「燃やした方が効率がよい」などの議論がされます。
 これこそまさに、宣言文で指摘し、今後、改めていかなければならない「経済優先」の考え方に他なりません。

 確かに、廃プラスチック分別・リサイクルにはお金がかかります。また焼却し、熱回収を行ったほうが効率がよいという研究者もいることも事実です。
 しかし、地球環境を守り、私達の子たち達の未来に豊かな地球環境を残すためには、お金がかかってもやらなければならないことがあります。
 また石油を原料としているプラスチックは一度燃やしてしまえば、二度と元には戻りません。確実に石油資源は減っていくことになります。

 一時の経済的理由や効率だけで、環境問題に消極的になる。これこそが「経済最優先」の考え方であり、世界規模で見直しが進められている考え方です。

 足立区が「経済や効率を最優先にし、環境問題に消極的な区である」といわれないように、子ども達が将来誇れる足立区にするために、子ども達に豊かな環境 を残すために、今後もこの問題には、全力で取り組んで行きたいと思います。




*****以下、委員会での議論の要旨(抜粋)です*****
【長谷川】
 例えば埋め立てによるメタンガスの発生といわれますが、プラスチックの埋め立てでは、メタンガスの発生というのは、もともと発生しないはずですが、いか がでしょうか。

<計画課長>
 プラスチックが溶けてメタンガスが発生するのではありません。廃プラスチックにくっついている中の食品の残渣、こういったものが腐ってメタンガスを発生 しているということでございます。


【長谷川】
 そうしますと、埋め立てによるメタンガスの発生がプラスチックの出し方、それから、分別の認識が不十分で食べかすなどの汚れがついていて、それが発酵し て発生すると考えられます。
 であるならば、区民の皆さんに容器などの汚れを落とすことをお願いする徹底した分別回収リサイクルを進めれば、それこそ削減できると思いますけれども、 いかがでしょうか。

<計画課長>
 いわゆる埋め立てごみの現実、これは3月まではそれでやってきたわけですけれども、その残渣を取り除くことは、実際上難しいと考えております。
 それから、容リプラ、容器包装に関しましても、非常にきれいにするための手間、労力、それから、水資源の使用といったことも考えますと、そのごみをすべ て洗って出すということは、これは現実的ではないのかなと考えております。


【長谷川】
 そういう話をしますと、では区民の皆さんは徹底してそういうことはできないと行政の方が思ってしまっていると、そういう前提をも持っていると思ってしま います。
 そうではなく、やはりこれだけ一千何百人の方々がこういう陳情を出されるということは、そういうことも惜しまずにやりたい、やろうと、行政と区民が一体 となって協力し合いながらやっていこうという気持ちが大きくあらわれているものだと思います。
 ぜひ分別回収を、本当にできるところからでいいのです。例えばペットボトルのキヤップ一つからでもいいですし、一つずつやっていくことが、やはり大きな 前進につながっていくと思いますが、いかがでしょうか。

<計画課長>  委員おっしゃるとおり、できることからやっていく、これが非常に重要だと思っております。
 廃プラスチックのサーマルリサイクルを決めたころ、足立区はペットボトルの集積所回収に踏み切っております。これについても相当なコストがかかるのです けれども、プラスチックにつきましては、汚れも少ないし、それがリサイクルにそのまま回ると非常に有効な資源であったということを見たわけであります。
 その次は、先ほども申し上げましたけれども、容器包装の方になるとは思いますけれども、現実いまそれを処理するためコストにつきましても、また収集に関 する効率ですね。これも工場に持っていったりという、近場に持っていくわけではないので非常に遠くまで運ばなければいけないものですから、車両の数も全然 足りません。
 そういったことを勘案しますと、現実的な選択として今回、いまの段階では全量のサーマルリサイクルを判断したということでございまして、将来、区民の方 々のご協力をいただいて資源化に回していくと、この方向性そのものは、先ほども部長の答弁もありましたが、これは変わっていないと考えております。


【長谷川】
 以前の答弁の中で、分別回収とかリサイクルに関して、最終処分場への車両の排気ガス問題もあるとおっしやいましたけれども、結局最終処分場への不燃ごみ 運搬料も分別回収、リサイクルをすれば減るわけで、そうすると自然に運搬のための排気ガスなども減らせるはずだと思います。
 それで、リサイクルの経費が13億円かかる試算になっているという話ですが、この試算というのは、住民の協力が得られて、汚れなどのないプラスチックが 分別回収できたことの試算なのでしょうか。

<計画課長>
 13億円かかるというのは、容器包装プラスチックの7割が区民の方々の協力によって資源に回るという量を想定しています。
 1日に35トン程度出るだろうというのは、これは協力度70%を見ております。
 試算するときに、協力度を半分とか、40%とかと下にさげれば、これは経費がかかりませんという試算が出るのですけれども、これは協力度はかなり上げら れるはずだということでの試算、これが35トンとなっております。


【長谷川】
 例えばコストの面でいいますと、プラスチック分別回収を行えば業者に有料で買い取らせることも可能なわけです。それによってまた新たに生じる収入部分 も、そのコスト試算の中に組み込んでいるのでしょうか。

<計画課長>
 この13億円の中には、資源化に回ることによって浮くお金としては、一組に対する分担金のお金、それから、ごみ収集そのもの、ごみの方の収集部分からは 減るわけですから、その部分のマイナス分は見ております。
 いまおっしゃった、売却益につきましては、いまのところはこの13億円には組み込んでおりません。


【長谷川】
 私もいろいろと23区調べまして、杉並区以外にも板橋区の方でもマテリアル・ケミカルリサイクルをして、あと中野区の方でもそうですが、きちんとリサイ クルできるといっているのです。
 やはり東京23区で12区が既に廃プラスチックの分別回収リサイクルをしている状況ですし、環境問題としてこれから未来の子どもたちのためにも、いま少 しお金がかかったとしても、それは将来につなげることだという気持ちで、行政の方は消極的な対応をするのではなく、もっと区民の人たちの気持ち、意見、 1,859名の方々の気持ちを酌んで、すぐにでも行うべきだと思います。
 今度、「環境サミットin足立」を開催するわけですから、その中でどんどん足立区でもっと議論を深めていくべきだと思います。「日本一地球にやさしいま ちを目指す」、それから「足立区が地球を救う」と言っていますから、できる品目からすぐにでも分別回収をしていく方が、本当に現実的だと思いますがいかが ですか。

<計画課長>
 まさに足立区はいま「地球にやさしい人のまち」の実現に向けてスタートしているところであります。
 そこで廃棄物の、特にサーマルリサイクル、あるいは容リプラの資源化にいま踏み切らないということが、すなわち地球にやさしい人のまちに反するものだと いう考えにつきましては、先ほど申し上げましたけれども、一歩は前進しつつあるのかということで、目指す方向は同じでございますので、それにつきましては 矛盾はないと考えてございます。
 いずれにしましても、今後、資源化の量をどんどんふやしていくという考えに違いはございませんので、努力をしてまいりたいと思います。

【長谷川】
 環境問題の取り組みというのは、多少コストがかかっても、環境への負荷はできる限り少なくする方向を考えるべきですよね。地球温暖化や環境問題の投資と いうのは世界的な流れでもあって、将来、地球上で持続可能な発展を遂げていくためにも必要なことです。
 さらに費用対効果や効率だけで論ずるような問題ではなく、環境の負荷の少ないような案を出すべきだと思いますので、よろしくお願いします。


【長谷川】
 廃プラスチック油化モデル事業の検討についてお聞きしたいのですけれども、内容として資源循環社会の構築に向けて、再資源化について多角的に方策を検討 していく必要性があるということで、一部区施設で回収している白色トレーをリサイクルする油化モデル事業を検討しているということですが、区の中の限られ た予算の中で、民間でできることは民間にしてもらうべきだと、私は思います。
 足立区が回収した白色トレーを業者の運用で買い取らせるなどの内容で、何も区がこれをすることはないのではと思います。
 白色トレーのリサイクルは既に他区では進んでいるもので、環境サミットin足立にも出されるということですけれども、皆さん一般区民が求めているものと ニーズがちょっと合っていないのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

<計画課長>
 資源循環に向けたいろいろな研究の一環として今回お出ししたわけですけれども、これはプラスチックをかなり雑なものでも経営ができるといった資料がござ いましたので、これは検討してしみようかということで見てまいりました。
 もし導入するとすれば、区がこれを保有して、直にどこかの場所で直営でやるという気はやはりなくて、直営でやるつもりはないのですけれども、ただし、で きる場所というのは工業地域と限られたといろいろな条件かおりまして、もし導入するとしても民間事業者の協力を得るしかないかなと思っております。
 それから、サミットの場所での展示ですけれども、これはプラスチックであるとかトレー、こういったものが石油からできていて、これが何らかの処理を加え ると油に戻るんだという非常にシンプルな話を目の前でできるかなという意図でございます。


【長谷川】
 大体意図はわかりますが、何もこれは区でやるべきことではない、やはり民間業者で、これを専門にやっているところにお任せするというので十分だと思いま す。
 それ以外に環境という部分でほかの自治体も、今回環境サミットで岐阜県の多治見市というのは「環境首都コンテスト」において、国内外でとても高い評価を 得ていまして、3回目では総合第一をとられてます。
 このような自治体をわざわざ呼ばれるわけですから、そういうところのやっていることをもっと深く聞いてて研究するとか、あとライフサイクルアセスメン ト、ライフサイクルC02という内容についても、もっと足立区として議論を深めて、環境ということ、リサイクルについて検討していくときではないかと思い ますが、いかがでしょうか。

<計画課長>
 委員いまおっしゃったとおり、資源循環型社会に向けたいろいろな、あらゆる方策を研究、検討していく必要があると思います。先進都市の事例も参考にさせ ていただきながら進めてまいりたいと思います。

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