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6月17日の文教委員会の内容

今日は、6月17日に開催された文教委員会の内容をご紹介します。
 この日は、新しい委員会に配属になってからの初めての議論です。

 初めに、継続審議となっている5つの陳情についての審査があり、その後、いくつかの報告事項がありました。


 本日審査をした陳情の中に「区立図書館設置を求める」というものがありました。
 実は、区の担当職員の話しでは、足立区は東京23区内で図書館の数は、都内でもトップレベルだそうです。
 しかし、私が住んでいる綾瀬地区は、いわゆる「図書館空白地帯」と呼ばれ、近所に図書館がなく、地域の皆さんから「子ども達のためにも図書館を作って欲しい」とお声をよくお聞きします。

 実際に私も子どもを持つ親の立場からも、子ども達が気軽にいける地域の図書館が必要だと思っています。(現在、一番近いところで東和まで行かなければなりません)


 この問題については、昨年の決算特別委員会でも取り上げました。
(詳しくは、昨年の11月11日の決算特別委員会の内容の記事をご覧ください)

 図書館の運営にはもちろん、経費がかかりますので、たくさん作ればいいというものでもありません。

 また、どこの図書館に行っても同じような本ばかりがならんでいては、魅力ある図書館とは言えず、足立区全体として、蔵書数は多いものの種類が少なく、図書の重複や画一的な蔵書のラインナップなどから、足立区全体で見たときに、有効な情報量とはいえない可能性があります。

 そこで、足立区全体を1つの大きな図書館(情報集積基地)として、地域のみならう、近郊の自治体からも注目されるような「魅力ある図書館作り」と提案しました。

 具体的には、上記の過去の記事をご参照していただきたいと思いますが、大きな提案点としては、2つあります。
 1つ目は、区内の小・中・高校の図書室も含め、区内の全図書館・図書室をオンライン(ネット)で結び、それぞれの蔵書の状況を把握できるようにすることです。
 (区立図書館に関しては、すでにデータベース化されています)

 2つ目は、各図書館ごとに、テーマを持った蔵書の収集を行うことです。
 これにより、例えば、科学技術や歴史、文学、芸術など、その図書館に専門性を持った図書を集中させることにより、図書館の差別化が図れるだけでなく、読まれない専門書を減らし、足立区内での図書の重複を減らすことも出来ます。

 1つの図書館で、全ての分野をカバーするのではなく、足立区全体で、広く深く図書(情報)を蓄積していくことが、魅力ある図書館作りにつながると考えます。


 図書館の話題のほかにも、新設される学校や区民事務所などの施設における「ユニバーサルデザインへの配慮」についても、質問・提案をしました。

 この文教委員会は、教育という観点から、足立区で育つ子ども達の環境を考えていく大切な委員会です。
 今度も、子ども達の未来を第一に考えた議論・提案をしていきたいと思います。




***** 以下、委員会での議論の要旨(抜粋)です *****


【長谷川】
 図書館をつくるというと、やはりお金がかかるというのは分かりますが、以前も委員会で提案させていただいたのですが、既存の図書館や各小学校の図書館の蔵書をデータベースシステム化して、一つのネットワークで結んで、足立区が一つの図書館だという、そういう考え方を持っていただきたいと思います。

 例えばこれから新しい本を購入しますというときに、各図書館に何冊も買うのではなくて、一つのネットワークのシステムをつくるということで、新しい本も数冊で済むと、そうするといままで何冊も買っていた分のお金が削れると思います。
 そのような経費節減をしていくことで、必要な地域に図書館をつくるとかできるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

<中央図書館長>
 いま現在、既に足立区の区立図書館に関しましては、ネットフーク化されておりまして、全体の中で蔵書につきましてもバランスよく配置していこうということで集中的に購入しているという状況でございます。
 ですから、各図書館が個別に発注ということではなく、全体のバランスを考えて現在も購入しております。


【長谷川】
 バランスがあるのは分かりますが、私が言ったのは、例えば図書館ごとに特色を持って、ここの図書館は科学の分野の蔵書がそろっているとか、ここは歴史関係がそろっているとか、そういう特色ある図書館を足立区の中につくりながらやっていけば、より一層蔵書数というのも抑えることができると思います。
 それによって、経費が節減できると思いますので、その分で、空白地域と言われているところに図書館をつくるとか、そういう発想の転換をしていただきたいと思いますが、いかがですか。

<中央図書館長>
 各図書館ごとの特色という点では、これまでも実はそれぞれ、例えば竹の塚はビジネスだとかいろいろな取り組みをしてまいったところですけれども、その辺が少し状況が変わってまいりましたので、図書館計画が21年度から始まりまして、また改めて各地域ごとの特色というものの見直しを図っていきたいと現在考えております。

 蔵書の効率的な収集というところで、現在もやらせていただいているのですけれども、なかなか皆さんのご要望も多く、足立区全体の図書予算がそれほど多くない中で、それをさらに切り詰めて新しい図書館に回すというのは、現状では非常に厳しいかと思います。


【長谷川】
 中川小学校大規模改修工事と扇学園の小中—体型校について聞きたいと思います。
 今回、カラーユニバーサルデザイン推進事業が提案型事業のひとつに決まりまして、新設する学校の案内板など、サインを色覚の多様性に配慮されたカラーユニバーサルデザインのものにするという推進事業が区で決定されています。

 今回、新田小中一貴校でそのような学校内の案内などのサイン関係を、カラーユニバーサルデザインに配慮するということでお話を聞いております。

 また、中川区民事務所でも、カラーを含むユニバーサルデザインを含めた今後の施設づくりのモデルケースということで施設をつくっていくというお話を聞いていますが、中川小学校大規模改修工事や、扇学園の方でもぜひカラーユニバーサルデザインが導入された形での施設づくりを進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

<学校施設課長>
 委員ご案内のとおり、昨年度、カラーユニバーサルデザインということでガイドラインに制定されまして、今回の提案の中で、新田小中一貴校のサインの計画について、具体的なアドバイスをいただくと。
 今回そこで終わってしまっては非常にもったいないということで、今回の新田の事例を今後の学校の大規模改修あるいは改築に生かしていただけるような資料をつくっていただくということで、いま話し合いを進めているところでございます。


【長谷川】
 ぜひ今後の学校関係の施設づくりにも導入していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 次に、中学校使用教科書の図書採択についてですが、これもカラーユニバーサルデザインという観点からになりますが、以前私が代表質問で提案をさせていただいた後に、自分の子どもが当事者という区内の保護者の方からもいろいろとお声をいただきました。
 小学校に入ってから社会や理科の教科書を見ても、色でいろいろと判別するような内容とかが載っていて、すごくわかりにくいというお話しでした。
 親としてどのように今後、子どもに教えていったらいいのか分からないという話もありました。

 足立区として(カラーユニバーサルデザインに関して)全庁横断的に取り組んでいただいていますので、ぜひ教育という部分からソフトの部分からもやっていただきたいと思っております。

 社会や理科というのは、特に地図帳というのはたくさん色を使用するので、グラフの部分等、本当にわかりにくかったりします。
 いま大手の教科書会社でもカラーユニバーサルデザインに取り組んでいる会社もありまして、私も3月に大手の教科書会社の方を訪問しまして、いろいろお話を伺ってきました。
 その大手の教科書会社の方でも、「実際にお子さんが当事者の方の親御さんで、わかりにくいから、わかりやすい教科書をつくってほしいという声があって、それで取り組んでいるという」内容でした。

 私が実際に改善前と改善後の地図帳を手にして、ちょっと見比べさせていただきましたら、やはり普通に見てもわかりやすく、カラーユニバーサルデザインに配慮されているものは、だれが見ても本当にわかりやすい地図帳になっていたり、理科の本などもわかりやすい色合いになっていたりしました。

 ぜひ教科書を採択される方々に、そういういろいろな色の見え方の方がたくさんいるということを前提にした教科書の選定をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


<教育指導室長>
 ただいまのユニバーサルデザインの件でございますが、確かに大手の会社が目への配慮ということでの情報はいただいております。
 この調査を進めるに当たりましては、さまざまな調査項目がございますが、まだ新しい項目ではございませんが、例えばこれまでの調査項目の申で実験観察実習等体験的に配慮されているかとか、それから印刷の見やすさ、わかりやすさという項目もございますし、それから全体としての長所、特色という項目もございます。

 この辺につきましては、各教育委員の方に情報提供させていただいて、採択の折の資料とさせていただければと思います。


【長谷川】
  足立区はいま(カラーユニバーサルデザインについて)全庁横断的に取り組んでいただいていますので、こういう教育の分野でも取り組んでいただいて、ぜひ先進区としてほかの自治体のお手本になっていただきたいと思います。
 それにより、社会経験が少ない児童生徒さんたちに、本当にバリアフリーな教育環境というのを足立区として提供することができると思いますので、よろしくお願いします。


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