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成果報告:全国初「議員の妊娠・出産・育児等と議会活動の両立に関する支援制度の確立」 ①全足立区議会議員へのハラスメント研修会

私は2007年5月の区議会議員選挙の際、「誰もが安心して暮らせる街づくり」、「みんなに優しい街づくり」を公約とし、当選後は、その実現に向けて、様々な政策提案を行ってきました。
区議会議員3期目である一昨年9月に第3子を出産、現在、第4子を妊娠、9月に出産予定です。区議会議員として12年務めてきました。

1期目当選時、第1子は小学4年生、第2子は小学1年生でした。子育てと議会活動の両立の真っただ中で経験した、女性であるがゆえに受けた女性軽視、男女共同参画に反する言動等を含めた職場内(昨年12月に会派解散し、現在、私は無会派となりました)のパワーハラスメント、モラルハラスメント、マタニティハラスメントに対し、私は妊娠・出産・育児等と議会活動の両立に関する支援制度の確立を強く求めてきました。

この度、今年3月から足立区議会の新しい部会「議会活動と育児等の両立に関する部会」が計7回開催されました。この7回の部会では、妊娠・出産・育児等と議会活動の両立の取組みができるよう、超党派の議員たちで議論が活発に交わされました。

このような部会には、元々、会派を組んでいない区議会議員は参加ができないのが慣例でしたが、私が出産議員として声を挙げたことで新しい部会のメンバーに無会派となった私も参加ができることになりました。
働きかけをして下さいました、自民党、共産党、公明党、無会派の議員の皆さま方には深く感謝を申し上げます。
メンバーは自民党(女性議員がいないため、子育て中の男性議員2名)、公明党(女性議員2名)、共産党(女性議員2名)、無会派(無会派議員中、私も含めた女性議員2名)、立憲民主の会(男性1名)の構成メンバーとなりました。

上部組織でもある足立区議会 議会制度の在り方検討会で、「議会活動と育児等の両立に関する部会」で話し合われた内容が既に7月30日付で決定しています。
本日、幹事長会でこの答申書が諮られ、明日9月1日施行となります。
このことにより、全国初の「議員の妊娠・出産・育児等と議会活動の両立に関する支援制度の確立」が先進的に行われます。

すでに6月から、足立区議会では妊娠期における本会議場等の議席の配慮がなされています。私が妊娠6か月の頃から本会議場での議席が座りにくくなった為、議長に申し出て本会議場最前列の端に議席を変更してもらいました。足立区議会定例会初日に本会議場で議席の変更が諮られ、認められました。

今回、足立区議会で私が先例を作ったことで、今後、妊娠期の女性議員に対する議席の配慮が行われることとなります。

また、8月24日に足立区議会では「ハラスメント研修会」が全区議会議員対象に行われました(研修時間は2時間30分)。
担当講師、メンタルサポート労務代表・社会保険労務士・ハラスメント防止コンサルタント李怜香先生のご講演のもと「ハラスメントの現状と対策」という内容で研修会が行われました。

マタニティハラスメント・モラルハラスメント・セクシャルハラスメントの研修会を足立区議会で実施したことは、東京23区の区議会でも初の試みとなります。

今回、「議員の妊娠・出産・育児等と議会活動の両立に関する支援制度の確立」の中には、以下の内容が決定しています。
(1)ハラスメントの周知・相談体制に関することについて
出産議員がマタニティハラスメント・モラルハラスメントを受けないために研修を行うことについて
→議員としての品格・良識を高めるため、マタニティハラスメント・モラルハラスメントに限らずハラスメント全般についての研修が必要であり、議員全員がハラスメントに対して十分に理解しなければならないと考えるため、議員の申し出等、研修に必要が生じた場合には、適宜研修を実施すべきである。

以下、足立区議会で行われたハラスメント研修会の内容です。
今回の研修の概要:
・議員にとってのハラスメント
・セクハラ・マタハラ・パワハラの基礎知識
・ハラスメント加害者の累計
・加害者にならないためには
・ハラスメントの被害を受けていると感じたら
・感情をコントロールする
・ハラスメント防止策

講義では、ハラスメントに関する多くの判例と動向を勉強しました。事実認定については、大変興味深い事例を勉強させて頂きました。
ハラスメントは職場内で人が見ていないところで起きることが多く、その場合、例えば、加害者側が否定(被害者が声をあげた際には、多くの加害者が通常は「やっていない」と否定から入ります)しますが、裁判では加害者側の職位が被害者よりも高い場合には、通常、被害者の声が通りやすいそうです。

議員としての職場内のハラスメントの類型では、以下の内容が含まれます。

・身体的な攻撃  暴行・傷害
・精神的な攻撃  脅迫、侮辱、ひどい暴言
・人間関係からの切り離し 無視、仲間外し
・過大な要求  仕事の妨害
・過小な要求  仕事を与えない
・個の侵害   私的なことに過度に立ち入る

同じ職場で働くものに対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に適正な範囲を超えて精神的、身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。

ハラスメントの被害を受けていると感じたら
・性的に不快な言動、人格を否定するような
  暴言・暴力には辞めてほしいと意思表示をする。
・相手の発言(指示、指導)の意図を尋ねる。      
  制度などへの理解不足の場合には説明をする。
・周囲の人やしかるべき相談窓口に相談をする。
・具体的に記録する。
・心身の不調を感じたら、早めに受診する。

とのアドバイスを講義の中で頂きました。
ハラスメントに相当する屈辱的な発言や行動が繰り返されることは人権侵害であり、男女共同参画社会の実現に逆行するものです。しかし加害者側の方々は、加害意識を全く持ち合わせていないため、自分たちがした言動が被害者にとってどれだけ精神的、肉体的にも苦痛だったかということを認識していない現状があります。
そのような状況下の中で、職場内でモラルハラスメント、パワーハラスメントやマタニティハラスメントが継続的に行われ、それが慢性的になって孤立している場合には、記録はしておくべきですし、場合によっては録音をしないといけません。
私自身、悩みに悩んだ結果、記録はすべてしていましたし(議員仲間にもその当時、相談もしていました)、今でも加害者達から何かされるのではないかという怖さを持ち合わせている状況の中で弁護士のアドバイスにより、常に録音機を肌身離さず持ち続けている状況です。

地方議員は各種政党に所属している場合には、政党の中の相談窓口にという方法もありますが、男性優位社会の中で女性の声を通すことはまだまだ難しい状況です。また無所属の議員にはそのような場さえありません。

自分たちが勤めている各議会の中にハラスメント相談窓口を設けることが一番の対応策です(処分もできる組織を作る)。
議員特有のハラスメントの問題はたくさんあります。しかし過去、様々な議員たちが訴えても一部の人間に握りつぶされてしまい、声が通らなかった事案がたくさんあります。本日の講師 李先生も講義の中で、「ハラスメントの相談を受けた場合には、自分だけで判断をしてはいけない、握りつぶさない、との指針を厚労省が示している」との見解を示されていました。

今後の課題として、ハラスメントの相談窓口の開設とその役割、議会の中での研修制度の充実なども含めた課題を検討していきたいと思います。
李先生、今後もご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

今回、私が要望を挙げさせていただいた内容を迅速に行ってくださいました金田議長にも心から感謝申し上げます。
何かある時には常に真摯に相談に乗って下さり、迅速に対応をしてくださる同期の金田議長は頼もしい存在です。

またお力添えを頂きました超党派の議員の皆さまにも深く感謝申し上げます。温かい励ましを沢山いただき、本当にありがとうございます。

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全足立区議会議員が対象の
ハラスメントの修会が開催されました。


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