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予算特別委員会の内容⑤発達障がい児支援「ユニバーサルデザインの教育」について

日野市の小中学校をモデルとした特別支援教育を視点としたユニバーサルデザインの教育を区として積極的に導入していただくよう再三、政策提案をしています。足立区での先生方の発達障がい特性を持つ子ども達に対する対応や授業形態の合理的配慮が現在でも非常に乏しい状況です。子ども達が徹底して落ち着ける環境を整備するためには、教師の関わり方だけでなく、環境要因の両面から考えていくことがとても重要となります。

学校生活の中での合理的配慮とは、通風、換気、室温、音などに配慮したり、教室の棚にカーテンなどの目隠しをして周りの刺激が入らないようにすることや見通しがもてるように子ども達に意識を促す取り組みやICT(情報通信技術)を活用し、視覚的にわかりやすく示すことです。

今回、2020年に全面実施される新たな学習指導要領に向けて、今年の秋までにICT環境を区内全小中学校104校に一気呵成に整備をされることとなりました。私が提案していた政策が一部実現となります。

今後も、さらに調査、研究、検証を重ねながら、具体的な実践方法を追究し、発達障がい児の子ども達に対する支援の構築に向けて全力を期して参ります。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

発達障がい児支援「ユニバーサルデザインの教育」について

<長谷川たかこ>
特別支援教育を必要とする児童・生徒が通常学級の中には約6.5%在籍している中で、必要な人員配置が追いついていません。それに対応できる、教職員等の専門性の確保・向上が必要です。インクルーシブ教育を構築するためにも、その教育環境整備を行い、教職員の職務環境の改善、財政的支援等を強く求めていきたいと思います。

文部科学省が公表した「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査」の報告によると、知的発達に遅れはないものの学習面や行動面で著しい困難を示す発達障がいと思われる状態の児童生徒の割合は、全体の6.5%であることが明らかになりました。その内、授業時間内に個別の配慮・支援を受けている子供たちは45%、授業時間以外の配慮が26%、現在も過去も支援を受けていない子どもは39%にものぼり、この調査の考察には「学習面、行動面で困難を示す児童・生徒を取り出して支援をするのではなく、それらの児童・生徒が理解しやすい配慮した授業改善を行うことが大切」との見解を示しています。障害者差別解消法が施行されたことに伴い、通常授業においても合理的配慮として特別支援教育の視点を取り入れた「ユニバーサルデザインの教育」を強力に推し進めていくことが必要です。

しかし、現在でも先生方の障がい認識や授業形態の合理的配慮が、現在でも非常に乏しい状況です。まず、子ども達が徹底して落ち着ける環境を整備するためには、教師の関わり方だけでなく、環境要因の両面から考えていくことがとても重要となります。

幾度となく議会で提案をしておりますが、学校生活の中での合理的配慮とは、全教室で、徹底して落ち着ける環境を整えることでもあり、例えば、
・教室の中はすっきりとシンプルで余計なものは置かない
・黒板の横の壁にはカーテンをつけ、掲示物を隠す
・棚にもカーテンをつけ、目隠しをする

周りの刺激に配慮した整備を目指すこととして
・提出物は整然と整理されるように、専用の箱を用意し、視覚ですぐにわかるように箱一つ一つにシールを貼る
・日常の学校生活内での通風、換気、室温、音などにも配慮
することです。
【問】日野市や京都府などではいち早く、このようなユニバーサルデザインの教育の一環として合理的配慮としての環境整備をしています。
お金のかかることでもないので、先進的に行っている自治体を模範として是非とも早急に整備をして頂きたいと思いますが、何故進まないのでしょうか?
ユニバーサルデザインのチェックシートを活用しながら、各学校の通常学級の中で、特別支援教育の課題を明確化していただき、合理的配慮、環境整備を最優先にやっていただきたいと思いますが、如何でしょうか。

<教育指導課長>
長谷川議員ご指摘の通り、私たちとしてもユニバーサル教育のユニバーサルデザイン化というのは推進していきたいという気持ちでおります。
その為、足立スタンダードで、子ども達を主体とした学びの連続性または教室の環境整備なども紹介はしておりますが、ご指摘の通り、なかなか全校で一致し、できないというところが現状でもあります。
今後も、子ども達の発達段階や環境については、校長先生方に広く周知をしていきながら、今後拡げていきたいと引き続き考えております。

<長谷川たかこ>
是非とも徹底をして頂きたいと思います。
障がい特性がある子どもたちは、学習環境にとても敏感です。周りの刺激が入らないようにすることや見通しがもてるように子ども達に意識を促す取り組みやICT(情報通信技術)を活用し、視覚的にわかりやすく示すことが重要となってきます。
【問】その中で2020年に全面実施される新たな学習指導要領に向けて、今年の秋までにICT環境を区内全小中学校104校に一気呵成に整備をされるとのことでした。大変期待をしていることですが、児童・生徒に向けたその具体的な取り組みについてお答えください。

<教育改革担当部長>
ICT活用によるわかりやすい授業づくりをするものは、何と言っても先生でございます。教育委員会では先生が、こうしたICTを活用した効果的な授業をしていただけるように活用事例集などをつくって、教員研修とかで配布してございます。 その中では、モデル校での通常の授業改善の事例なども取り上げているところでありますが、それに加えて一人ひとりの子どもの障がい特性に応じた支援を充実するという観点から、こども支援センターげんきで収集していただいた特別支援教育の観点での活用事例 などもその中に盛り込んでございます。 これから実際の機器を用いた研修なども進めてまいりますけれども、こうした取り組みをしっかりと進めて、全ての子どもたちが生き生きと学習意欲を持って取り組める授業づくりを進めてまいりたいと思っております。

<長谷川たかこ>
大変期待をしおりますので、宜しくお願い致します。
障がいのある子どもとない子どもが共に学ぶことを指向し、それぞれの子どもに合った指導を提供し、どの子ども達も満足感や達成感を味わうことができる授業を全力で目指して頂きたいと思います。

 


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