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代表質問の内容⑤【色覚の多様性について】

文科省の通達により、全国的に平成28年度から小学4年生と中学1年生を対象として、色覚検査を希望する児童・生徒に実施するようになりました。そして検査を受けた結果、我が子の色覚が少数派の見え方(色弱者)であると分かった段階で、親と子どもに対する適切な対応・支援がないために、子どもの将来を案じて保護者からは色覚の多様性の問題から将来どのような職業につくことが難しくなってくるのかを知りたいとの声が上がっています。

現段階で、全国的に小中学校で色覚検査を任意で行っているわけですから、問題ありとわかったときの保護者に対する支援が重要です。

教職員が色覚異常に関する正確な知識を持ち、学習指導、生徒指導、進路指導等において、色覚異常について配慮を行うとともに、適切な指導を行うよう取り計らうこと等を推進することが最も重要です。特に、児童生徒等が自身の色覚の特性を知らないまま不利益を受けることのないよう、今後、保健調査に色覚に関する項目を新たに追加するなど、より積極的に保護者等への周知を図る必要があります。

足立区においてもこの課題に取組み、積極的に色覚の多様性に対する支援体制を強固に構築していきたいと思います。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

 ☆【色覚の多様性について】
<長谷川たかこ>

色覚についての理解が進み色覚検査で所見ありとされる児童生徒でも、大半が学校生活に支障がないという認識のもと、平成15年4月から学校における定期健康診断の必須項目から色覚検査が削除されました。しかし、平成26年4月に文部科学省から学校保健安全法施行規則の一部改正等として、学校医による健康相談において児童生徒や保護者の事前の同意を得て個別に検査、指導を行うなど、必要に応じ、適切な対応ができる体制を整えること等の内容が通知されました。

事実上の色覚検査の励行です。この文科省の通達により、足立区においても平成28年度から小学4年生と中学1年生を対象として、色覚検査を希望する児童・生徒に実施するようになりました。そして、検査を受け、結果、我が子の色覚が少数派の見え方であると分かった段階で、親と子どもに対する適切な対応、支援がないために、保護者が子どもの将来を案じて不安になり、私の所へ相談に来られるという案件が生じています。

「色覚に異常がある」と言われた保護者からの痛切な声です。

我が子が自分と同じ色で見えていないことを知り、なんとも言葉にできない感情が込み上げてきました。我が子が小さい頃から色への認識が違っていたことに気づいていながら、何故、調べであげなかったのだろうか。我が子が、ずっと色名を間違えて覚えてしまっているのだろうと思いこみ、その度ごとに我が子に色名を教え直していた日々を振り返ると、もしかしたら、我が子に色の名前を教えるにあたって、自分の言葉で子ども達を傷つけてしまってはいたのではないか、そんなことを考えると涙がこぼれ落ちますという声が私のもとに寄せられました。

少数派の色覚をもつ方々が男性の5%程度といるという頻度を考えれば、色覚検査で異常と判断された保護者の中で、このように自分を責めてしまう方が、一定数いると思われます。

色覚の多様性については私が足立区議会議員1期目の4年もの間で取り組みを行った結果、ハード面においては目に見える形で全国で一番と言える施策が足立区においては進みました。しかし、ソフトの部分についていえば、広く一般区民に対する色覚の多様性という認識度や子育て、教育の現場における支援の在り方について、まだまだ多くの課題があります。そこで、色覚の多様性で多くの子どもや親御さん達が悩み苦しむことのない環境を整えていくことが今、求められています。

【問】先ずは、「子育てガイドブック」に色覚の多様性を説明する内容を盛り込んで頂きたいと強く要望致します。区の見解を伺います。

<衛生部長>

色覚の多様性の配慮についてお答えいたします。

「子育てガイドブック」に色覚の多様性を説明する内容を盛り込むことにつきましては、子ども家庭部と連携し、令和4年度版から掲載して参ります。

<長谷川たかこ>

【問】色の認識が進む段階の3歳児健診や成長の節目ともいえる小学校入学時において、色覚の多様性についての説明を是非とも保護者に行って頂きたいと思いますが、如何でしょうか。

<学校運営部長>

色覚の多様性への配慮についてのご質問の内、まず3歳児健診や小学校入学時において保護者に色覚の多様性について説明することに関してお答えいたします。

3歳児健診では、色覚については3歳児での判定は困難であるため、説明は行っておりません。目の見え方で何か気になることがあれば、各保健センターで随時ご相談をお受けしております。また、小学校入学前に行う就学児健康診断の際には、今後、保護者の方々に色覚に関する多様性について認識して頂けるよう、区ホームページの「カラーユニバーサルデザイン」のURLを周知すると共に、カラーユニバーサルデザインに関するチラシなどを作成し情報提供して参ります。

<長谷川たかこ>

【問】子育て支援の一環として、専門的知見を持っているNPOカラーユニバーサルデザイン機構などと共同で色覚の多様性についての動画を作成し、子育てをしている親御さん達の支援に繋がる動画を作成して頂きたいと思います。区のホームページで「子育て」をクリックすると色覚の多様性について作成した動画を見ることができるようにして頂き、多くの保護者の理解が進むようにして頂きたいと思いますが、区の見解を求めます。

<衛生部長>

次に区のホームぺージで色覚の多様性について作成した動画を見られるようにすることにつきましては、区で動画を作成することは致しませんが、区のホームページに「日本眼科医会」等の専門機関のホームページのリンクを貼るよう早急に対応致します。

<長谷川たかこ>

【問】さらに区が主催するイベントなどでも、色覚の多様性についてのコーナーを設け、バリアントールなどで疑似体験できる場を設け、広く区民に周知啓発すべきと考えますが、区の見解を求めます。

<衛生部長>

色覚の多様性について広く区民に周知啓発することにつきましては、イベントなどにおいてメガネ式のバリアントールを装着した疑似体験は、コロナ禍での実施は難しいと考えますので、まずは、各保健センターなどにおいて、乳幼児の保護者に早い段階から適切な情報を提供できるようコーナーを設け、パンフレットなどを配布して参ります。

<長谷川たかこ>

【問】保育園、幼稚園、小学校等の学校現場における研修などで、アレルギーの知識などと同様に色覚についても知見を持たせた上で、より配慮した環境を子ども達に提供して頂きたいと要望致します。区の見解を伺います。また、研修の際には、文科省が作成した「色覚指導の資料」を配布し、活用することを求めます。区の見解を求めます。

<学校運営部長>

保育や学校現場における色覚の多様性に一層配慮した環境整備についてお答えします。

保育園や幼稚園などにおいては、未就学児は自ら色覚の特性に気づき、周囲の大人に発信することは難しいため、言葉やしぐさといった日常の子どもの様子から職員は色への認識の仕方の違いに気づくよう努め、子どもの気持ちに寄り添った対応をして参ります。また、小中学校におきましては、養護教諭が毎年テーマを決めて勉強会を行っており、令和2年度は色覚の多様性をテーマにNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構の方を講師にお招きし、学校や家庭における配慮と指導について学習しました。

今後、文部科学省が作成した「色覚に関する指導の資料」も活用しながら、引き続き保育園、幼稚園、小学校等の教職員が色覚について知見を深めていけるよう教職員の学びの機会を創出して参ります。

<長谷川たかこ>

【問】当事者団体でもあり、区が長年委託をしてきたNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構などの専門的なエビデンスを持った団体に相談を委託する、もしくはアドバイスを頂いたり、つなげるといった体制を早急に構築して頂きたいと思いますが、如何でしょうか。

<学校運営部長>

相談体制の構築や色覚の多様性が分かる小冊子の作成・配布、および啓発と相談窓口のお知らせについて一括してお答えいたします。

色覚検査で所見があった場合には、眼科への受診勧奨を行うと共に教員間で情報を共有し、学級運営や進路指導等に活かして参ります。学校では「初見あり」の場合に、当該保護者に電話連絡や面談を実施し、保護者の意向を確認しながら対応しております。その上で、必要に応じて専門機関の相談窓口を紹介する等、引き続き保護者に寄り添った対応をして参ります。

<長谷川たかこ>

【問】児童生徒、保護者向けの色覚の多様性がわかる小冊子を足立区独自で作成をし、当事者に配布して頂きたいと思いますが、如何でしょうか。

<長谷川たかこ>

【問】小・中学校で色覚検査募集プリントと一緒に色覚の多様性についての啓発(レポート用紙A1程度の説明書を作成し)も同時に行い、相談窓口なども知らせる取組みをセットで行って頂きたいと思いますが、如何でしょうか。

<学校運営部長>

今後、区で作成した「カラーユニバーサルデザイン ガイドライン」のURLの周知や小冊子と比較するとより目に留まりやすいと思われるチラシを作成し配布するなど、児童生徒や保護者が色覚の多様性について理解して頂くよう努めて参ります。

<長谷川たかこ>

【問】小・中学校で「多様性の教育」を導入し、その中に色覚も含め、子ども達にも広く周知啓発を行って頂きたいと切に要望を致します。区の見解を伺います。

<教育指導部長>

色覚の多様性への配慮に関するご質問の内、多様性の教育の中に色覚も含め、子ども達に広く周知啓発すべきとのご質問にお答えいたします。

多様性の教育につきましては、現在も人権教育プログラムに基づき、特別の教科道徳をはじめとする各教科で指導しておりますが、色覚につきましては、教師が学習指導をする際のカラーユニバーサルデザインへの配慮等に留まっておりました。

今後は、多様性の教育の中に、人によって色の見え方に違いがあることなども取り入れ、文部科学省作成の資料に基づいて指導するよう各学校に周知し、子ども達の理解を深めて参ります。

<長谷川たかこ>

色覚には多様性があり、個性としてとらえることができる社会をこの足立区から構築して頂きたいと強く要望致します。     


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