7月16日に発生した新潟中越沖地震では、残念ながら、多くの方がお亡くなりになられました。心からご冥福をお祈りしたいと思います。
また、現在も避難所生活を続けていらっしゃる方々の健康状態が大変心配されます。
県や県医師会などが、新潟県中越沖地震で被災した住民にエコノミークラス症候群の発症の恐れがないかどうか避難所で集団検診を始めたそうです。
エコノミークラス症候群は、長時間同じ姿勢を続けたり窮屈な場所で手足を縮め続けることで、静脈内に血栓ができ血管を詰まらせる疾患で、死亡する場合もあり、早期発見が不可欠です。
さらに、被災者の方々が元の住まいに戻れない生活を考えると、生活不安が長引くことからの心のケアの必要性を感じます。
また原発の耐震性の確保の問題があります。今回の地震により放射能を含む水などが周辺地域に漏れた事実も原発の安全性を考えさせられる問題の一つです。
頻繁に起こる地震についての安心・安全の確保から、法的な仕組みを立て直す必要性が求められています。
災害は決して他人事ではなく、いつ私たちの生活する地域が被災地となるか分かりません。
国・都道府県・市区町村、そして地域の企業・住民の皆様が日頃から災害について考え、備えをすることが大切だと改めて感じました。
被災地の一日も早い復興を心からお祈りいたします。