<妊娠9か月38週6日目・無痛分娩 前日>
あまりの激痛の為、当初予定していた日にちよりも1日早めの入院になりました。しかし、一夜明けると昨夜の痛みがうそのように引いています。その為、当初から決めていた日程で、無痛分娩をすることに決まりました。
私にとって、無痛分娩は初めてです。
第1子、第2子と自然分娩をしましたが、今回、母として子育て・家事・仕事の両立を円滑に進める為にも身体の負担が一番少ない無痛分娩を選びました。
無痛分娩に備え、夕方、子宮口にバルーンを入れ、翌日の出産に向けて病院のベッドで安静にしていました。バルーンを入れることで子宮口を5センチ位まで広げ、出産本番にはさらに陣痛促進剤と麻酔を適宜入れていくそうです。
無痛分娩に臨む際には、このバルーンの挿入がとても痛く感じるようですが、予想に反して、私は挿入されても痛みはありませんでした。
麻酔をするため、食べ物を口に入れてもよいのは、夜の21時迄。
夫が買ってきてくれた大好きな葡萄を夕食後に食べながら、夫の気遣いに感謝をしました。
私のお腹の中で10か月間成長してくれた赤ちゃんと明日には対面できるという気持ちで、私の心は幸せに満ち溢れていました。
娘たちも夫も、新しい家族が産まれてくることの喜びに浸りながら、家族みんなが幸せな気持ちでその時が来るのを待っていました。