湘南の海、マリンスポーツでにぎわうビーチ、史跡・名所があふれる江の島、4つの大学がある、災害に強い、大型ショッピングモール、アクセスが良い、新鮮な魚介や野菜・果物、たくさんの魅力に囲まれています。藤沢市は海だけでなく、自然も食も歴史に胸を打ち、子育てしやすい、住んで便利さを感じられる安全安心な魅力あふれる街を目指しています。
藤沢と言えば江の島が有名ですが、意外にも全国的に藤沢市に江の島があることを知らない人が多いそうです。地域ブランド調査2016の調査結果では、藤沢市の認知度は全国で185位・魅力度150位とのこと。(ちなみに足立区の認知度は247位。)
どの自治体も同じですが、将来的な人口減少と少子高齢化の到来により、藤沢市の財政状況もひっ迫が予想されるそうです。
藤沢市では、藤沢のブランド価値を高め、藤沢市をより発展させていくプロジェクトを立ち上げました。
藤沢市のコンセプトは「好きこそ街の魅力なれ!藤沢!」。
藤沢にゆかりのある著名人30名弱の方々が応援メンバーとして、ノーギャラで学校の出前事業を行ったり、市のイベントに出演、テレビ番組で藤沢の魅力を紹介をしたりと様々な所で協力をして頂いているそうです。
また、市民の皆さんに、歌と踊りを通して藤沢の良さを体感してもらうために、テーマソング(2曲)とダンスの制作もされています。
(振り付けや楽曲の提供もすべてノーギャラとのこと。)
このような自分の街のコンセプトを付けて周知して行くのは、身近な場所でいえば千葉県流山市です。電車の広告で「母になるなら、流山市」というポスターを一時期良く目にしました。これはターゲットを子育て世代に絞ってアピールしたものです。
また、宇都宮市では「住めば 愉快だ 宇都宮」。 宇都宮ブランドを打ち立てて市のイメージアップを目指しています。
岡山市では「伝説の岡山市」。桃太郎伝説に絡めて地域の魅力を紹介しています。
コンセプトを付けて発信することで、その自治体の魅力や価値を大切に思い、高める気持ちが生まれると共に、その地元への誇りや郷土愛が高まり、市民参加や市民活動が促進されます。 この事が自治体の価値を高め、ヒト・モノ・情報に対する求心力が強化され、交流や定住人口の増加などに繋がっていくようです。
今回視察をさせて頂いた藤沢市の取り組み事例を拝見させて頂くと、商店街や中心市街地の活性化などについては、新たな仕掛けをつくれば、足立区でもさらに期待できる項目はいくつかあるように感じました。現状維持ではなく、今後、足立区でもさらに目玉となるようなシティプロモーションを打ち出すことが必要だと感じます。
私も引き続き、他自治体を調査・研究しながら、足立区の魅力をさらに向上させるために、次なる政策提案をしていきたいと思います。
藤沢市役所の担当課よりお話を頂きました。
今日の視察資料です。
関東若手市議会議員のメンバーで記念撮影。超党派の皆さんと一緒です。