今日は午後から文部科学副大臣 笹木竜三先生とお会いするために、文部科学省副大臣室に伺いました。
昨年末にカラーユニバーサルデザインについて、参議院議員 江田五月先生と衆議院議員 中野寛成先生から、笹木副大臣をご紹介していただき、CUDについて、お話しをさせていただいたことは、このホームページでもご紹介をさせていただきました。(詳しくは、昨年12月28日の記事をご覧ください)
本日はその時の話しを受けて、早速、笹木副大臣が文部科学省の担当者や教科書会社の皆さんから話しを聞く機会を設けてくださり、私も同席させていただきました。
教科書会社の皆さんからは、教科書におけるカラーユニバーサルデザインについての現在までの取り組み状況等、詳しいご説明とたくさんの資料を頂くことができました。
私からは、足立区での取り組みの中で、区内の小中学校の先生から直接聞いたお話しや、現場の先生のCUDに関する認知度が低いこと、また学校内での取り組みがあまり進んでいないことなどや教育分野での取り組みの重要性を何度となく議会で提案をしているものの、一自治体では、教育分野での具体的な取り組みに限界があることなどをご説明させていただきました。
また、会議の中で私の方からは、改めて
1.教科書は、徐々にCUD化の取り組みが進んでいるものの、それを使って教える先生方が活用できないと意味がないことから、指導用の教科書にCUDを明確に書いていただくよう要望。
2.学校での健康診断の項目から、色覚検査を撤廃した際の経緯を調査。
(人権には最大限配慮することを前提に、今後、色覚検査を復活させた際、どのような課題があり、どのような影響が想定されるか等。)
3.学校の先生方の理解を広げていくために、教員の養成過程や教員研修などで、色覚に関する知識を学べるカリキュラムを入れることは可能か。
などの問題提起や提案をさせていただきました。
これらを含め、笹木副大臣のご指示のもと、調査や確認をしていただき、今後の取り組みの検討をしていただけることになりました。
今後も、専門家の皆さんや現場の皆さん、行政の皆さんなどのご意見をいただきながら、地方自治体で出来ること、国が取り組むべきことなどを見極め、国会議員の先生方のお力もお借りしながら、取り組みを進めていきたいと思います。
また、私自身もさらに研究を深めながら、一歩ずつ取り組みを進め、「全てのみなさんにとってやさしい街づくり」の実現を目指していきたいと思います。
本日はお忙しい中、笹木竜三副大臣、教科書会社の皆様、そして文部科学省の皆様、お時間を頂きましてありがとうございました。