民主党足立区議会の会派で行った視察の3日目のご報告です。
この内容で今回の行政視察内容は最終です。
最後のご報告は「学校受水槽緊急遮断弁の取り組み」についてです。
坂井市は災害時の飲料水を確保するために、拠点避難場所となっている小学校19校、中学校5校の受水槽に緊急遮断弁を取り付けています。
坂井市では一時避難所への避難予定者数を58000人余を想定しているそうです。(坂井市の人口は93000人です) 緊急遮断弁は、震度5以上の揺れを感知すると自動的に弁が給水管をふせぎ水槽内の水をプールして給水に充てるといった仕組みになっています。
坂井市の話しによると、一人当たり1日に必要な飲料水を3リットルとして3日分の避難飲料水を確保しているそうです。従来ならばペットボトルで飲料水を確保していましたが、この受水槽があることでその対応を代替することができます。
足立区でも坂井市のように学校に受水槽緊急遮断弁を設置しています。足立区の担当者にお聞きしたところ、平成15年頃まで足立区でも設置をしていたそうです。しかし、誤作動が多く、数校のみの設置に留まっており、新設はされていません。この問題点を坂井市ではどのように克服されたのかを聞いてみました。
それによると、遮断弁の駆動方式は、電気式と機械式があり、足立区では電気式でしたが坂井市では機械式である為、誤作動が全くないそうです。坂井市が設置している機械式では、電気式とは異なり制御盤や電気工事、バックアップ用バッテリーを必要としてなく、動力系に起因する作動不良を起こさないため、長時間の停電時にも確実に遮断できるそうです。また、地震を感知する感震器の機械的出力だけで作動するので、外部動力設備(電気など)、機器が不要となりコスト及びエネルギー使用量の削減につながるそうです。
坂井市ではいざという時に学校の教師や地域住民が使用できるよう、受水槽緊急遮断弁の扱いや蛇口のつけ方などの訓練をしているそうです。
自治体やその地域で暮らす皆さんが自助、共助で連携できるような、即時対応力を常日頃から蓄えておくことが重要ですよね。
今回の坂井市の視察では、今後の足立区の防災体制・危機管理のあり方を再度考えさせられる行政視察となりました。
お暑い中、丁寧にご説明をしてくださいました担当職員の皆様、ありがとうございました。
この内容で今回の行政視察内容は最終です。
最後のご報告は「学校受水槽緊急遮断弁の取り組み」についてです。
坂井市は災害時の飲料水を確保するために、拠点避難場所となっている小学校19校、中学校5校の受水槽に緊急遮断弁を取り付けています。
坂井市では一時避難所への避難予定者数を58000人余を想定しているそうです。(坂井市の人口は93000人です) 緊急遮断弁は、震度5以上の揺れを感知すると自動的に弁が給水管をふせぎ水槽内の水をプールして給水に充てるといった仕組みになっています。
坂井市の話しによると、一人当たり1日に必要な飲料水を3リットルとして3日分の避難飲料水を確保しているそうです。従来ならばペットボトルで飲料水を確保していましたが、この受水槽があることでその対応を代替することができます。
足立区でも坂井市のように学校に受水槽緊急遮断弁を設置しています。足立区の担当者にお聞きしたところ、平成15年頃まで足立区でも設置をしていたそうです。しかし、誤作動が多く、数校のみの設置に留まっており、新設はされていません。この問題点を坂井市ではどのように克服されたのかを聞いてみました。
それによると、遮断弁の駆動方式は、電気式と機械式があり、足立区では電気式でしたが坂井市では機械式である為、誤作動が全くないそうです。坂井市が設置している機械式では、電気式とは異なり制御盤や電気工事、バックアップ用バッテリーを必要としてなく、動力系に起因する作動不良を起こさないため、長時間の停電時にも確実に遮断できるそうです。また、地震を感知する感震器の機械的出力だけで作動するので、外部動力設備(電気など)、機器が不要となりコスト及びエネルギー使用量の削減につながるそうです。
坂井市ではいざという時に学校の教師や地域住民が使用できるよう、受水槽緊急遮断弁の扱いや蛇口のつけ方などの訓練をしているそうです。
自治体やその地域で暮らす皆さんが自助、共助で連携できるような、即時対応力を常日頃から蓄えておくことが重要ですよね。
今回の坂井市の視察では、今後の足立区の防災体制・危機管理のあり方を再度考えさせられる行政視察となりました。
お暑い中、丁寧にご説明をしてくださいました担当職員の皆様、ありがとうございました。
坂井市の学校に設置されている、受水槽緊急遮断弁を見学しに行きました。
視察の様子。
緊急時には受水槽緊急遮断弁の蛇口を外に取り付けます。