今日は午後からステップファミリー・子連れ再婚支援者向け養成講座に参加をしてきました。主催はNPO M-STEPです。当事者の声として、親の立場からの声と当事者の子ども達の体験談をお聞きしました。お話を聞く中では、的を得た実効性のある支援はまだないというのが現状です。
現在、離婚率は3組に1組、再婚率も4組に1組が再婚をしています。しかし、子連れ再婚家庭をサポートする行政の事業はありません。子連れ再婚を考えるときに一番悩むことが、子どもとパートナーが上手くいくのか、家族みんなが幸せになれるのか、このことに尽きます。多くの場合、再婚家庭が直面する課題の一つが、子どもと新しいパートナーとの関係性です。
ステップファミリーは、普通の家族を築くのとは全く別物です。
初婚家庭は相手との新しい関係性から始まります。そこに子どもが生まれ、子どもを中心としたパートナーシップが生まれますが、ステップファミリーの場合には、実親、継親、継子、再婚してから生まれた子供という家庭生活の中で、様々な立場の違いが生まれ、それぞれの家庭状況によって、それぞれが抱える課題は千差万別です。
この分野は行政の事業では全く手薄の状況です。そもそもどのようなニーズがあるのかを行政は把握していません。どのようなニーズがあるかを調査し、それぞれの課題に合わせた支援を行政でも行う必要性が求められています。
新しいパートナーと子ども達との間に新たな絆が生まれ、誰もが笑顔で一緒になってよかったと心から言える支援の輪を私は今後、構築して行きたいと思います。