先日の予算特別委員会で提案した内容が実現しました。
今年の4月より、妊婦さんたちが受講するファミリー学級で母乳育児の指導が導入されました!
ファミリー学級の中で、私が指摘をさせて頂いた人形を使って、母乳育児指導をされているそうです。
この提案をするにあたって、区からヒアリングを何回かしていますが、母乳育児の指導はなされているはずとのご回答でした。しかし、私自身が当事者として受講した際には全く指導はありませんでした。またファミリー学級とは別に、母乳講座と言うものがあっても年に2回のみ。つい先日受講をしましたが、つつみ式研究所での指導を体験していたので、かなり物足りなさを感じました。
出産後、赤ちゃんに母乳を吸わせないと1週間で母乳が出なくなってしまうことを妊婦さんはご存知でしょうか。
昨年、私は中野区にある「つつみ式乳房マッサージ法研究所」に視察に行きました。
私自身、綾瀬産後ケアハウスに入院をしているときに助産師さん(この研究所に通っている研究生)から指導を受け、3人目にしてやっと正式な授乳行為ができるようになったという経緯があります。
20年前も16年前もそして今回も、自分が出産をした病院では、母乳育児についての指導は出産前には全くありませんでした。また、出産後に看護師さんが母乳ケアをしてくれるのですが、痛くて痛くて飛び上るくらいの痛さです。そうなると触られたくもないし、苦痛で自己流の飲ませ方をしてしまいます。そうすると、乳首が切れてかさぶたになり、血だらけになるのです(3人のわが子の授乳では、私のおっぱいは血だらけに。それでも、わが子に母乳を飲ませたくて痛くても我慢して授乳をさせるので、さらに自分のおっぱいは悪化して大変な状況に…)。
授乳は母親が妊娠期から産後の育児に移行する中で抱く不安の一つです。
そうならないよう、人形を用いて、本来ならつつみ式研究所で行っているように、お母さんたち一人ひとりのおっぱい(乳首)の形状を見てもらい、そのおっぱい(乳首)にあった赤ちゃんのくわえさせ方を教えてもらうのがベストです。
結論から言えば、中野区や中央区のような委託事業で、足立区も母乳講座を頻回にすべきと考えます。
当事者が声をあげていかないとわからない世界がこの分野です。
(出産を経験したお母さんでなければこのことは気づくことができない支援です)
出産したばかりのお母さんたちの身体を労わる支援施策をこの足立区から強固に構築をしていきたいと思います。
私はこの施策を今後も強力に粘り強く推し進めて参ります。