本日、視察2日目。
午前中は先ず、三重県議会に伺いました。
午後は鳥羽市議会への視察です。
三重県議会は、分権時代を先導する議会を目指して、県民自治の観点から真の地方自治の実現に取組むことを基本理念としており、知事(早稲田大学マニフェスト研究所の北川正恭氏が三重県知事をされていた時代)をはじめとする執行機関との間に常に緊張感のある関係を築き、本会議を通じて政策決定に係る議論を尽くすために、平成15年第1回定例会から「議場の場」を「対面演壇式」にされました。執行部席後方の壁面に質疑・質問を行う議員の正面からの映像や説明資料が映写できるようにしています。
地方公共団体の長と議会の議員は住民が直接選挙することが憲法に定められ、住民は長と議員の二元代表を持っています。地方公共団体は、地方分権の進展により自らの責任で組織及び運営に関する決定を行い、議事機関の議会は団体の意思決定と知事執行機関の事務が適正になされているかの監視の責務等を行います。
県民の様々な想いを政策につなげ、提案やさらなる議会改革に取組んだ県民の付託に全力で応えるために、議会の基本理念や議員の責務、および活動原則を定め、議会と地位及び県民との関係を明らかにする基本条例が制定されました。
このような流れの中で、三重県議会は現在でも議会改革を積極的に進め、各種委員会の公開や情報公開、本会議の中継や県民に開かれた議会の運営に努めています。また、政策課題を集中的に議論する行政改革調査特別委員会を設置し、執行機関と緊張感のある関係を構築するために執行機関の外郭団体への役員就任の廃止を決定したそうです。さらに数多くの政策に係わる議員提出条例を成立させ、住民の立場に立った政策立案にも取り組んでいました。
また、三重県議会では、広聴広報活動の一環として、高校生に議会活動を体験してもらうことで議会に対する関心を高めてもらうとともに、高校生の意見を直接聴くことで議会での議論に反映していくことを目的に、「みえ高校生県議会」を開催(11校の生徒40人が参加)しています。選挙権の20歳以上から18歳以上への引き下げに伴い若い世代に政治を身近に感じてもらう取り組みの一環としても素晴らしい企画を例年開催しています。昨年の「みえ高校生県議会」では、3人の高校生が交代で議長として進行役を務め、高校生が県政に対する質問を行い、県議会議員が答えたそうです。
足立区においても中学校PTA連合会設立70周年記念事業として、昨年、平成30年7月に足立区議会議場にて「子ども議会」が開催されました(単発的に)。ただ、残念なのは、このような素晴らしい企画がされても、子どもたちの顔写真を外部に出せないとのことで、足立区のホームページ上での報告にとどまっており、広く周知もされていなければ、私たち議員でさえも、当日参加された子どもたちとの集合写真についても、個人的に行政から受け取ることができず、議員として広く報告することもできなかった実情があります。
今回の参議院議員選挙においても投票率が下がっており、足立区の平均投票率は全国の48.8%を下回り46.37%という状況です。しかも、18歳選挙権にともない、足立区では18歳から20歳までの投票率が極めて低く、30%台となっています。
若者の政治的リテラシーや政治参加意識を育む必要があるとして、注目されているのが「主権者教育」です。しかし、足立区の教育ではまだまだ乏しいのが現状です。様々な利害が複雑に絡み合う社会の課題について未来の社会をつくるためにも政治に参画・意思決定プロセスに参加することを目指す土壌を築くことが何よりも重要です。子ども達が政治を知り、考え、意見を持ち、論じ、決めることを学んでいく教育をこの足立区でも強力に推し進めていきたいと思います。
三重県議会を模範としながら、足立区議会も、さらに住民が参加しやすく開かれた議会を目指し、新しいことや困難なことにも果敢に挑戦する議会を築き上げ、分権時代を先導する議会を私は足立区議会の中から目指していきたいと思います。
午前中は先ず、三重県議会に伺いました。
午後は鳥羽市議会への視察です。
三重県議会は、分権時代を先導する議会を目指して、県民自治の観点から真の地方自治の実現に取組むことを基本理念としており、知事(早稲田大学マニフェスト研究所の北川正恭氏が三重県知事をされていた時代)をはじめとする執行機関との間に常に緊張感のある関係を築き、本会議を通じて政策決定に係る議論を尽くすために、平成15年第1回定例会から「議場の場」を「対面演壇式」にされました。執行部席後方の壁面に質疑・質問を行う議員の正面からの映像や説明資料が映写できるようにしています。
地方公共団体の長と議会の議員は住民が直接選挙することが憲法に定められ、住民は長と議員の二元代表を持っています。地方公共団体は、地方分権の進展により自らの責任で組織及び運営に関する決定を行い、議事機関の議会は団体の意思決定と知事執行機関の事務が適正になされているかの監視の責務等を行います。
県民の様々な想いを政策につなげ、提案やさらなる議会改革に取組んだ県民の付託に全力で応えるために、議会の基本理念や議員の責務、および活動原則を定め、議会と地位及び県民との関係を明らかにする基本条例が制定されました。
このような流れの中で、三重県議会は現在でも議会改革を積極的に進め、各種委員会の公開や情報公開、本会議の中継や県民に開かれた議会の運営に努めています。また、政策課題を集中的に議論する行政改革調査特別委員会を設置し、執行機関と緊張感のある関係を構築するために執行機関の外郭団体への役員就任の廃止を決定したそうです。さらに数多くの政策に係わる議員提出条例を成立させ、住民の立場に立った政策立案にも取り組んでいました。
また、三重県議会では、広聴広報活動の一環として、高校生に議会活動を体験してもらうことで議会に対する関心を高めてもらうとともに、高校生の意見を直接聴くことで議会での議論に反映していくことを目的に、「みえ高校生県議会」を開催(11校の生徒40人が参加)しています。選挙権の20歳以上から18歳以上への引き下げに伴い若い世代に政治を身近に感じてもらう取り組みの一環としても素晴らしい企画を例年開催しています。昨年の「みえ高校生県議会」では、3人の高校生が交代で議長として進行役を務め、高校生が県政に対する質問を行い、県議会議員が答えたそうです。
足立区においても中学校PTA連合会設立70周年記念事業として、昨年、平成30年7月に足立区議会議場にて「子ども議会」が開催されました(単発的に)。ただ、残念なのは、このような素晴らしい企画がされても、子どもたちの顔写真を外部に出せないとのことで、足立区のホームページ上での報告にとどまっており、広く周知もされていなければ、私たち議員でさえも、当日参加された子どもたちとの集合写真についても、個人的に行政から受け取ることができず、議員として広く報告することもできなかった実情があります。
今回の参議院議員選挙においても投票率が下がっており、足立区の平均投票率は全国の48.8%を下回り46.37%という状況です。しかも、18歳選挙権にともない、足立区では18歳から20歳までの投票率が極めて低く、30%台となっています。
若者の政治的リテラシーや政治参加意識を育む必要があるとして、注目されているのが「主権者教育」です。しかし、足立区の教育ではまだまだ乏しいのが現状です。様々な利害が複雑に絡み合う社会の課題について未来の社会をつくるためにも政治に参画・意思決定プロセスに参加することを目指す土壌を築くことが何よりも重要です。子ども達が政治を知り、考え、意見を持ち、論じ、決めることを学んでいく教育をこの足立区でも強力に推し進めていきたいと思います。
三重県議会を模範としながら、足立区議会も、さらに住民が参加しやすく開かれた議会を目指し、新しいことや困難なことにも果敢に挑戦する議会を築き上げ、分権時代を先導する議会を私は足立区議会の中から目指していきたいと思います。
三重県議会の議会改革について、執行機関よりご説明を頂きました。
三重県議会の議場で、仲間の土屋のりこ議員と一緒に記念撮影♪
予算・決算特別委員会が行われる委員会室。
県議会、傍聴者にはアンケートが渡されるそうです。
三重県議会1階フロアーでは、「みえ高校生県議会」の内容がしっかりと周知啓発がされています。
三重県議会1階フロア―。