夜から渋谷区で議員主催の勉強会が行われました。
こちらの勉強会は、今日が第1回目となります。今日は、「地域防災計画の見直しと自治体の課題」について、東京自治研究センターの伊藤先生が講義をされました。
中でも、災害時に女性が抱える問題について、活発な議論がありました。
一昨年の3.11の東日本大震災を踏まえ、各自治体間でも地域防災計画の見直しが行われています。その中で、女性の参画、女性の視点を反映した取り組みも行われています。
国でも内閣府がこの問題について通達を出していますが、各自治体間では温度差があり、防災会議一つとってみても、非常にその取り組みは進んでいるとは言い難い状況です。
日頃から意識的に女性を位置付け、女性の視点を取り入れた防災体制を進めていく必要があります。しかし、ただ単に女性を入れているだけでは意味がありません。担当者がどのような自覚を持つかが、とても重要です。
また、平時から体を動かし意識をし、どのような状況になっても即、行動に移せる人材を育成することも重要です。このことは、地域住民の皆様にも言えることだと思います。
最低3日間は、自分たちで避難所運営をしていかなくてはいけません。このような時に、各地域で女性リーダーとなる人たちが、平時から取り組みを行っていれば、緊急時にも速やかに対応をすることができます。
平常時の取り組みを日ごろから行っていれば、実際の災害時の現場で生きてきます。平常時の取り組みが非常時の取り組みを超えることはありえません。
さらに、外国籍の方々や中国残留帰国者の方々、いわゆる災害時要援護者になる方々についての話がありました。新宿区や豊島区では、多国籍の方々が多く居住しており、この方々に対する支援体制は、東日本大震災前から強力に進めているそうです。今後は、私も積極的に支援を行っている先進自治体の取り組みについても研究をしながら、足立区の災害時での取り組みにつなげていきたいと思います。
各自治体議員とこのような勉強会を通じて情報交換をすることは、自分にとって今まで気が付かなかったことを新たに発見し、課題を見つけることにもつながります。
今後もこのような勉強会に積極的に参加をしながら、足立区に少しでも役立つことを研究していきたいと思います。足立区を前に進めていきたいという気持ちで日々勉強をしています。