今日は梅田あけぼの学園 加藤先生にお時間を頂き、キャリアコンサルタントの皆様と一緒に発達支援について、議論と今後の方向性を話し合いました。
発達障がいの診断基準を満たさないグレーゾーンと称される子ども達に対する適切な指導が学校現場でなされていないことにも着眼点を置くことが必要です。
発達障がい特性のある子ども達は、周囲のサポートや協力なしでは学校生活を成し得ることができません。学校現場では、発達障がい特性が周囲に理解されないまま普通学級で過ごすことによって、誤解されたり叱られてやる気を無くし、問題児になり、いじめの対象になり不登校になっています。
発達障がい特性のある子ども達が置かれている学校現場、そしてその支援を最大限必要としている親子に対し、現在の足立区の施策では、サポートや支援を本当に必要としている親子に全く行き届いていません。制度があってもその支援に乗れず、制度の谷間に落ち、悩み苦しんでいる方々がたくさんいます。そして、このことからもわかるように足立区の施策はうまく機能していないと言わざるを得ない状況です。
発達障がいやグレーゾーンと称される特性を正しく認識し、多様な問題を抱えた子ども達やその保護者に対するきめ細やかな学校での支援を行うためにも、専門家たちのお力を頂きながらその解決策を練り上げていきたいと思います。
技術力を要しますが、喫緊の課題です。
専門家の皆様と定期的に議論を交わしながら、足立区の新たな支援施策の実現に向けて、その準備を進めていきたいと思います。