文京区では、妊婦、乳児0歳児とその母親を対象にして、区内にある大学や助産師会の協力を仰ぎ、全国に先駆けて妊産婦や乳児への災害対策を実施しています。
この文京区の取組みを知り、私は<昨年の第3回足立区議会の定例会で私から政策提案をさせて頂いております。一部実現しており、今年の足立子育てガイドブックでは非常時に備えた防災備蓄について明記されています。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、津波等の被害により、多くの方が家を失い、避難所での生活を余儀なくされました。避難所では、様々な方が共同で生活をするため、災害弱者である高齢者、障がい者をはじめ、妊婦や乳児を抱えた母親は避難所生活において肩身の狭い思いをされました。 区職員からは、困難な避難所生活の実態が報告され、感染症の防止や新生児の衛生、保温等の必要性があるとの認識を深められたそうです。また、被災地市民からの震災時の妊産婦の体験談として、食事の提供が遅れていたことやプライバシーが確保できないなどの課題が挙げられたそうです。
そこで文京区では、区内にある大学や助産師会等の協力により、全国に先駆け、地震等による家屋の倒壊、又は倒壊の恐れがある場合に妊産婦・乳児のみを一時的に受け入れる「妊産婦・乳児救護所」として4ヵ所の私立大学を指定されました。
妊産婦・乳児救護所に指定している4つの大学 4か所で合計960名収容できるように体制を組んでいます。
・跡見学園女子大学
・日本女子大学(新泉山館)
・貞静学園短期大学
・東洋学園大学(1号館)
運営者
大学…施設の安全点検、避難者の受け入れ準備,学生への指示
区職員…避難所運営統括
助産師…救護所の巡回、心身のケア、トリアージ、分娩
その他、避難者、ボランティア、地域住民の協力を得ながら運営。
対象者
妊婦、乳児0歳児とその母親
開設期間
区内で震度5弱以上の地震が発生した場合など、区災害本対策本部の決定により開設。 原則、災害発生の日から7日以内。
スタッフ体制
避難所の運営は、区職員及び各大学の教職員などが行い、妊婦、乳児のケアは助産師会から派遣される助産師、看護師、医師などが行う。
注意事項
施設で対応できない重症患者等は、後方医療施設(順天堂大学病院等)へ搬送する場合があるそうです。施設の損傷等により安全が確保できない場合には開設しないそうです。
備品物資
非常食や毛布などのほか、一般避難所にはない、新生児用の粉ミルク(アレルギー対応も含む)、新生児用オムツ、非常用の分娩セット・処置器具などの備蓄がされています。
妊産婦の救護所があることを広く区民に知ってもらうために、効果的なPR作戦として、母子手帳を受け取りに来た際に「母と子の保健バッグ」にチラシを同封し、医師会の協力も仰ぎながら産婦人科院や小児科院にチラシを配架して頂いているそうです。
昨年の9月には跡見学園女子大学で実際の訓練を実施。
教育の一環として、学生が要支援者への思いやりある対応を学び、将来自ら被災した場合に備えて、自助の力を身に着けることを目標に、ワークショップも兼ねた訓練を行ったそうです。乳幼児を連れた母子も20組ほど参加をされたそうです。
訓練後のアンケートでは以下の内容が挙げられたそうです。
訓練の内容や妊産婦・乳児救護所についての意見・要望
・おむつやミルクが備蓄されているので助かる
・安心して避難できそうで有り難い
・想像以上に本格的で驚いた
・このような機会を最も受けてもらいたい
・避難後の生活が分かるような趣味レーションが必要
・避難所でプライベートな空間があるのか(乳幼児が泣いて周囲に迷惑が掛からないか心配
) 災害発生時に対して不安に感じている事
・持ち出し品と赤ちゃんを抱えての批難ができるか不安
・子どもの安全確保の仕方が不安
・ミルクなどの物資が足りるか不安
・防災用品をきちんと準備していないか不安
・避難所でプライベートな空間があるのか
・備蓄が不十分
区とこの4大学とでは、他に助産師会、後方医療施設や区の各実務担当者が一堂に会して年1回意見交換会を行い、平常時から顔の見える関係づくりを行っているそうです。
議題
・訓練の実施報告
・マニュアルの整備
今後の課題としては、訓練未実施の大学へ働き掛け、訓練の拡大を行いとのことでした。
また関係機関の連携した訓練の実施を行っていくそうです。
さらに、訓練を通じて検証をし、随時マニュアルの見直しと必要に応じて協定内容を見直していくとのこと。
これらのアンケートの結果を踏まえて、救護所や日ごろの備えについて周知徹底を図っていくとのことでした。
足立区においても、災害時に妊産婦や乳児が避難する専用の妊産婦・乳児救護所を確保するため、区内各所の大学と連携していくことと助産師会からの助産師の派遣や他区の医師会も含めた連携による「母子に配慮した防災対策」が進むよう、今後も強力に区に働きかけ、実現していきたいと思います。
この文京区の取組みを知り、私は<昨年の第3回足立区議会の定例会で私から政策提案をさせて頂いております。一部実現しており、今年の足立子育てガイドブックでは非常時に備えた防災備蓄について明記されています。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、津波等の被害により、多くの方が家を失い、避難所での生活を余儀なくされました。避難所では、様々な方が共同で生活をするため、災害弱者である高齢者、障がい者をはじめ、妊婦や乳児を抱えた母親は避難所生活において肩身の狭い思いをされました。 区職員からは、困難な避難所生活の実態が報告され、感染症の防止や新生児の衛生、保温等の必要性があるとの認識を深められたそうです。また、被災地市民からの震災時の妊産婦の体験談として、食事の提供が遅れていたことやプライバシーが確保できないなどの課題が挙げられたそうです。
そこで文京区では、区内にある大学や助産師会等の協力により、全国に先駆け、地震等による家屋の倒壊、又は倒壊の恐れがある場合に妊産婦・乳児のみを一時的に受け入れる「妊産婦・乳児救護所」として4ヵ所の私立大学を指定されました。
妊産婦・乳児救護所に指定している4つの大学 4か所で合計960名収容できるように体制を組んでいます。
・跡見学園女子大学
・日本女子大学(新泉山館)
・貞静学園短期大学
・東洋学園大学(1号館)
運営者
大学…施設の安全点検、避難者の受け入れ準備,学生への指示
区職員…避難所運営統括
助産師…救護所の巡回、心身のケア、トリアージ、分娩
その他、避難者、ボランティア、地域住民の協力を得ながら運営。
対象者
妊婦、乳児0歳児とその母親
開設期間
区内で震度5弱以上の地震が発生した場合など、区災害本対策本部の決定により開設。 原則、災害発生の日から7日以内。
スタッフ体制
避難所の運営は、区職員及び各大学の教職員などが行い、妊婦、乳児のケアは助産師会から派遣される助産師、看護師、医師などが行う。
注意事項
施設で対応できない重症患者等は、後方医療施設(順天堂大学病院等)へ搬送する場合があるそうです。施設の損傷等により安全が確保できない場合には開設しないそうです。
備品物資
非常食や毛布などのほか、一般避難所にはない、新生児用の粉ミルク(アレルギー対応も含む)、新生児用オムツ、非常用の分娩セット・処置器具などの備蓄がされています。
妊産婦の救護所があることを広く区民に知ってもらうために、効果的なPR作戦として、母子手帳を受け取りに来た際に「母と子の保健バッグ」にチラシを同封し、医師会の協力も仰ぎながら産婦人科院や小児科院にチラシを配架して頂いているそうです。
昨年の9月には跡見学園女子大学で実際の訓練を実施。
教育の一環として、学生が要支援者への思いやりある対応を学び、将来自ら被災した場合に備えて、自助の力を身に着けることを目標に、ワークショップも兼ねた訓練を行ったそうです。乳幼児を連れた母子も20組ほど参加をされたそうです。
訓練後のアンケートでは以下の内容が挙げられたそうです。
訓練の内容や妊産婦・乳児救護所についての意見・要望
・おむつやミルクが備蓄されているので助かる
・安心して避難できそうで有り難い
・想像以上に本格的で驚いた
・このような機会を最も受けてもらいたい
・避難後の生活が分かるような趣味レーションが必要
・避難所でプライベートな空間があるのか(乳幼児が泣いて周囲に迷惑が掛からないか心配
) 災害発生時に対して不安に感じている事
・持ち出し品と赤ちゃんを抱えての批難ができるか不安
・子どもの安全確保の仕方が不安
・ミルクなどの物資が足りるか不安
・防災用品をきちんと準備していないか不安
・避難所でプライベートな空間があるのか
・備蓄が不十分
区とこの4大学とでは、他に助産師会、後方医療施設や区の各実務担当者が一堂に会して年1回意見交換会を行い、平常時から顔の見える関係づくりを行っているそうです。
議題
・訓練の実施報告
・マニュアルの整備
今後の課題としては、訓練未実施の大学へ働き掛け、訓練の拡大を行いとのことでした。
また関係機関の連携した訓練の実施を行っていくそうです。
さらに、訓練を通じて検証をし、随時マニュアルの見直しと必要に応じて協定内容を見直していくとのこと。
これらのアンケートの結果を踏まえて、救護所や日ごろの備えについて周知徹底を図っていくとのことでした。
足立区においても、災害時に妊産婦や乳児が避難する専用の妊産婦・乳児救護所を確保するため、区内各所の大学と連携していくことと助産師会からの助産師の派遣や他区の医師会も含めた連携による「母子に配慮した防災対策」が進むよう、今後も強力に区に働きかけ、実現していきたいと思います。
母子手帳を受け取りに来た際に「母と子の保健バッグ」に左のオレンジのチラシを同封しています。
今年も「あだち子育てガイドブック」に私の成果物が掲載されています!
2019年「あだち子育てガイドブック」95ページに私が議会で提案をした、『妊産婦の防災備蓄』が掲載されています!
文京区の議場で撮影をして頂きました。3人で記念撮影です(笑)。
青春時代は文京区関口に住んでいたので懐かしいです!