今日は、板橋区で実施されている「赤ちゃんの駅」の視察に行ってきました。
区役所で担当の方にご説明を頂いた後、実際に、事業を実施している保育園の視察も行いました。
板橋区では、乳幼児の保護者の子育てを支援する取り組みの一環で、外出中におむつ替えや授乳などで立ち寄ることができるように、区立保育園・児童館など を「赤ちゃんの駅」に指定し、開放しています。
平成17年度に板橋区職員提案事業の一つとして「赤ちゃんの駅」が提案されました。
区立保育園・児童館・親子交流サロン84か所を「赤ちゃんの駅」として、外出中の親子がおむつ替えや授乳などのために施設を利用できるように環境整備を 整えたものです。
「赤ちゃんの駅」におけるサービス内容は、次のような目的で立ち寄れるようになっています。
1.授乳の場を提供。
2.ミルク用・オムツ替えのお湯を提供。
3.在宅で子育てをしている保護者が、乳幼児とともに気軽に外出することを
促すこと。
4.保護者が保育園や児童館といった児童福祉施設に立ち寄る機会を
増やすことで、子育ての悩みなどを気軽に話せる育児相談施設としての
役割を一層機能すること。
「赤ちゃん駅」は施設の入り口などにフラッグが取り付けているのが目印です。
(ちなみに、このフラッグ、1枚1580円とのこと。100枚作ったので、158000円ほどかかったそうです。ちなみに、この事業では、平成18年度予 算では189千円、平成19年度では166千円の予算が充てられています。)
平成19年度では、趣旨に賛同した私立保育園、私立幼稚園等を中心に39か所増え、現在は123箇所で行われています。
利用者からは、非常に便利で助かると言った声もある中、スペースが確保できない、職員の対応が取れないなどの施設側の問題、また、現場の保育士からはセ キュリティーの問題の指摘などもあったそうです。
当初、区内84箇所の区立保育園などで始めたわけですが、実際、すべての保育園で利用がされているのではなく(18年度、事業開始から10ヶ月間の実績 で、利用者数0人のところが6割あるとのこと)、やはり公園、駅の近くである保育園等が頻繁に使用されています。
東京都も、来年度から「(仮)赤ちゃんのオアシス」事業として、都内600箇所にオムツ換えや授乳などが出来る施設を作る予定があります。
ただし、せっかくの事業も利用者がいなければいわゆる「箱もの」になってしまう可能性もありますので、事業を進めるにあたっては、周辺の施設の調査や分 布状況、また赤ちゃん連れのお母さん、園長先生、保育士、幼稚園・保育園を利用しているお母さん方の声聞き、本当に必要なものを見極めることが大切だと感 じました。
板橋区が他区では実施されていない独自の先進的な取り組みを実践していることは、大変すばらしいことだと思います。
今回、視察で学んだことを、今後の政策に反映させ、足立区を「みんなにやさしい街」にしていきたいと改めて思いました。
最後になりましたが、お忙しい中、丁寧なご対応を頂きました、区役所のご担当者の方、区議会事務局の職員の皆さん、くるみ保育園の皆さん、本当にありが とうございました。
区役所で担当の方にご説明を頂いた後、実際に、事業を実施している保育園の視察も行いました。
板橋区では、乳幼児の保護者の子育てを支援する取り組みの一環で、外出中におむつ替えや授乳などで立ち寄ることができるように、区立保育園・児童館など を「赤ちゃんの駅」に指定し、開放しています。
平成17年度に板橋区職員提案事業の一つとして「赤ちゃんの駅」が提案されました。
区立保育園・児童館・親子交流サロン84か所を「赤ちゃんの駅」として、外出中の親子がおむつ替えや授乳などのために施設を利用できるように環境整備を 整えたものです。
「赤ちゃんの駅」におけるサービス内容は、次のような目的で立ち寄れるようになっています。
1.授乳の場を提供。
2.ミルク用・オムツ替えのお湯を提供。
3.在宅で子育てをしている保護者が、乳幼児とともに気軽に外出することを
促すこと。
4.保護者が保育園や児童館といった児童福祉施設に立ち寄る機会を
増やすことで、子育ての悩みなどを気軽に話せる育児相談施設としての
役割を一層機能すること。
「赤ちゃん駅」は施設の入り口などにフラッグが取り付けているのが目印です。
(ちなみに、このフラッグ、1枚1580円とのこと。100枚作ったので、158000円ほどかかったそうです。ちなみに、この事業では、平成18年度予 算では189千円、平成19年度では166千円の予算が充てられています。)
平成19年度では、趣旨に賛同した私立保育園、私立幼稚園等を中心に39か所増え、現在は123箇所で行われています。
利用者からは、非常に便利で助かると言った声もある中、スペースが確保できない、職員の対応が取れないなどの施設側の問題、また、現場の保育士からはセ キュリティーの問題の指摘などもあったそうです。
当初、区内84箇所の区立保育園などで始めたわけですが、実際、すべての保育園で利用がされているのではなく(18年度、事業開始から10ヶ月間の実績 で、利用者数0人のところが6割あるとのこと)、やはり公園、駅の近くである保育園等が頻繁に使用されています。
東京都も、来年度から「(仮)赤ちゃんのオアシス」事業として、都内600箇所にオムツ換えや授乳などが出来る施設を作る予定があります。
ただし、せっかくの事業も利用者がいなければいわゆる「箱もの」になってしまう可能性もありますので、事業を進めるにあたっては、周辺の施設の調査や分 布状況、また赤ちゃん連れのお母さん、園長先生、保育士、幼稚園・保育園を利用しているお母さん方の声聞き、本当に必要なものを見極めることが大切だと感 じました。
板橋区が他区では実施されていない独自の先進的な取り組みを実践していることは、大変すばらしいことだと思います。
今回、視察で学んだことを、今後の政策に反映させ、足立区を「みんなにやさしい街」にしていきたいと改めて思いました。
最後になりましたが、お忙しい中、丁寧なご対応を頂きました、区役所のご担当者の方、区議会事務局の職員の皆さん、くるみ保育園の皆さん、本当にありが とうございました。