今日は、昨日に引き続き、区役所本庁舎で地球環境フェアーが開催され、午後より、庁舎ホールで、第2回足立区温暖化防止区民会議が行われました。
昨年の6月の「環境サミット in あだち」を契機に始まった「足立区温暖化防止区民会議」は、昨年10月に続いて、今回で2回目の開催となります。
(1回目の内容については、
昨年の10月19日の記事をご覧下さい。)
基調講演として、独立行政法人国立環境研究所 地球環境センター 花岡達也さんより「今からできる地球温暖化対策の話」がありました。
300年前から今までの地球のCO2濃度の増加は、200年かけて上がっていたものが、ここ30年で200年分と同じCO2濃度の上昇量になっているそ
うです。
そのため、平均気温上昇による、気候変動を引き起こすことになり、温暖化による砂漠化の進展や食糧生産、海岸の浸食、生物種の減少などの生態系やそれを
取り巻く環境に大きな変化が生じます。
現在、京都議定書では、日本のCO2削減目標として、2012年の長期目標として1990年比6%減となっています。
最近の国際研究では、2100年までに、地球全体の平均気温を2℃上昇まで抑えるには、世界全体の温室効果ガスの排出量を2050年までに1990年比
で50%削減する必要があるとの研究結果もあります。
先日の政府の決定では、日本の中期目標として、2020年までに1990年比でCO2を8%削減というものが発表されましたが、これで十分なのか? ま
たこれが実現可能な数字なのか? 国際社会のリーダーシップをとれるか?などの、議論は尽きません。
では、私たち1人ひとりには、なにができるでしょうか?
私たちが家庭で出来る取り組みとしては、
・(電化製品・車などは、)必要な大きさで、必要なものだけを購入すること。
・省エネラベリング制度を活用し、省エネ性能を高いものを購入すること。
(家電製品の買い替えの際には待機電力の少ないモノを選ぶようにする)
などが挙げられます。
つまり、家庭でできる対策とは、「無駄を減らす対策」ということですよね。
基調講演の後は、中島根小学校コーラス部による合唱「足立区温暖化防止テーマソング」の合唱がありました。
しばし、心を和ませ、その後は、吉本興業から芸人さんたちのアトラクションがあり、私は、地元での別の用事があったので、ここで退席させていただきまし
た。
その後も、会場では、入谷小学校、第9中学校の生徒による、温暖化防止の取り組みについての発表とみんなのエコ宣言と題して、温暖化防止への熱い決意や
メッセージが書かれた寄せ書きの横断幕の発表があったようです。
区役所庁舎を出ると、中庭には環境にやさしい「ハイブリッド車」が展示されていました。
試乗もできるようでしたが、綾瀬駅行きのバスが来てしまったので、ダッシュでバスに乗り込みました(笑)。
子どもたちに、豊かな環境を残すために、私たちは、今からでもできることを少しずつでも行っていくことが重要であると感じる一日でした。