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予算特別委員会 3月6日 Part2 「カラーユニバーサルデザイン」

 先日に引き続き、3月6日の予算特別委員会での私の質問内容をご紹介します。
 今回は、「6日のPart2」としまして、「カラーユニバーサルデザイン」について質問を行った内容です。
 (3日、10日の質問につきましては、議事録が上がり次第、ご紹介します。)


 昨年の代表質問で、色覚障害の方に配慮した色使い「カラーユニバーサルデザイン」の導入について、提案いたしました。
 その後、区役所の担当の方と何度も議論を重ねて、少しずつではありますが、出来るところから対応を行っていただけていることは、このホームページでもご 紹介しています。

 今回の質問では、特に、教育分野における取り組みの重要性、また案内板や印刷物などでも、緊急性が高いものへ優先順位をつけた対応を提案し、改めて全庁 的な取り組みの必要性を訴えるとともに、臨機応変で柔軟的な対応をお願いしました。

 答弁では、教育分野だけでなく、多くの担当部署から、大変、前向きで具体的な取り組み状況、予定などをお答えいただきました。
 今後も、さまざま場面で、「カラーユニバーサルデザイン(CUD)」の必要性を提言し、いつか足立区では「CUDが当たり前」となるように、区長をはじ め、区役所の皆さん、区民の皆さんに訴え、一緒にがんばっていきたいと思います。




−−−−−以下、議事録要旨(抜粋)−−−−−

【長谷川】
 現在、平成20年度の予算案を審議中ですが、何百万円、何億という予算をかけて行う事業もあれば、少しの予算、みんなの正しい認識、少しの工夫で行える こともたくさんあります。
 例えば私が提案しているカラーユニバーサルデザインを取り入れたまちづくり、行政というのもその一つです。

 これから、教育、土木の分野で質問をさせていただきたいと思います。
 色覚障害の方に配慮したカラーユニバーサルデザインの取り入れたまちづくり、人にやさしいまちづくりを進めていくためには、区の職員の皆さんはもちろ ん、区民の皆さんがこの問題を正しく認識することが大切です。

 その中でも、特に教育分野においては、先生方が認識、理解が十分でなく、色覚障害のある児童生徒への配慮を怠ると、学習の妨げになるだけでなく、差別や いじめの原因になりかねません。
 特に、小学校低学年の学習教材や授業、教育などでは、絵を描いたりする機会も多いですし、「赤いもの」とか「緑の紙」など、色を使って表現することが多 くあります。昔は12色ぐらいしかなかった色鉛華やクレヨンなども、24色、36色など色教がふえたものが標準的になっています。

 前にもお話をしましたが、40人学級に1人の割合で色覚障害のある児童生徒がいる可能性があります。先生方の認識と対策が大変重要です。
 そこで、文部科学省も、過去二度にわたって手引きを作成し、各学校に配布していますが、一般の先生方の色覚障害に関する認知度はどれぐらいと考えていま すでしょうか。また、先生方は正しく認識されていらっしゃいますでしょうか。

<教育指導室長>
 この児童生徒に対する配慮とか、そして知識として教員は必ず認識しているものと私は信じております。
 しかしながら、具体的にその環境を、または教材をということになりますと、非常に厳しい状況にあるというふうに認識しております。


【長谷川】
 先日、私も小学生の娘の教科書を改めて見ました。漢字の書き順を色であらわしているなど、私が小学生当時使っていたものと比べて、非常にカラフルになっ ています。技術の発達などにより、従来は白黒印刷だったものがどんどんカラー印刷になっており、教科書等の学習教材も非常にカラフルになっています。

 また、色覚障害の方の体験談の中で、黒板の赤いチョークが見えづらいということをよく聞きます。
 今回、私は、ある企業が開発した色覚障害の方に配慮した色遣いのチョークをお借りしてきました。従来のピンクのチョークと違って、(チョークセットを手 にとって説明)こちら、真ん中あたりにあるのですが、赤のチョークが朱色になっています。
 従来のチョークの色合いを調整し、黒板に書いても見やすいことはもちろん、それぞれの色同士を混同しない、また、色名と実際の色に差がないなどの点で、 これらの色が工夫されております。
 この製品は、値段も従来のチョークと同価格と、新たに特別な負担のあるものではありません。

 そこで足立区に、教科書学習教材、チョークなど、カラーユニバーサルデザインに配慮したものを使っている学校が数校でもあるか、お聞きしたいと思いま す。
 また、今後、そのようなものの導入、または導入の拡大は考えていらっしゃいますでしょうか。

<教育指導室長>
 初めに、教科書につきましては、文部科学者の検定本を使っておりますので、これまでどおりというふうにおとらえいただければ結構でございます。
 それから、学習教材につきましては、先般、各学校に全部聞き取りをいたしましたが、それを配慮して購入したという意識はございません。偶然それに該当し たということはありますが、意識していないというのが現状でございます。
 なお、チョークの件でございますけれども、いまご提示いただきましたように、大手のチョーク会社加工のユニバーサルデザイン対応に切りかえているという 状況でございまして、それを意識しながら使っている学校は1校ございました。
 今後とも、校長会への情報提供等しながら、円滑にこの対応ができるように指導してまいりたいと思います。


【長谷川】
 先ほども申しましたように、実際に色覚障害の方でも見やすい色チョークなどは開発されています。ぜひともチョークだけでなく、教科書など学習教材全般に わたって、色使いに配慮したものを導入、検討していただきたいと思います。
 また、区や教育委員会の方から、教科書会社などにカラーユニバーサルデザインを取り入れた学習教材の提案などもしていっていただきたいと思います。

 法律の改正により、平成15年から学校の健康診断での色覚検査がなくなり、先生方も色覚障害の児童生徒加いるのかわからなくなっただけでなく、色覚問題 全般への認識度も下がっていると思います。
 今月の13日に、区役所の職員の方々を対象に、カラーユニバーサルデザインの勉強会を開いていただけることになっています。各学校の先生などを対象とし た勉強会、啓発活動なども、ぜひ行っていくべきだと思いますが、今後この予定はございますでしょうか。

 実際に公立の学校の先生にお聞さしたところ、古株の先生でさえも、色覚障害のお子さんに対する対策などについては、何も知らないという状況がありまし た。いかがでしょうか。

<教育指導室長>
 昨年度の本会議でもご答弁させていただきましたが、教員の研修、管理職も含めた研修を現在計画し、来年度実施する予定でございます。


【長谷川】
 教育分野においても、この問題は特に真剣に取り組むべき問題だと思います。区長も、就任以来、足立区の日本の未来を担う子ども政策というものを非常に重 要と位置づけていらっしゃると思いますので、ぜひとも区と教育委員会が一丸となって取り組んでいただきたいと思います。


 次に、公共施設、公園などについてご質問させていただきます。
 公共施設や案内板など、カラーユニバーサルデザインも含めた、だれにでもわかりやすい、だれでも情報を正確に把握できるという意味でのユニバーサルデザ インを取り入れるべき箇所がたくさんあると思いますが、現在の取り組み状況はいかがでしょうか。

<公園緑地課長>
 公園についてお答えさせていただきますけれども、確かにカラーユニバーサルデザインの視点はいままで欠けていたというふうに考えております。
 通常のユニバーサルデザインでは、実施しております。

<都市計画課長>
 私どもの方は、歩行者系のサインを扱ってございますので、先般お答えしましたように、総務の方でつくりましたガイドラインを適用させていただいて、そう いったものをきちんと整備していくということでございます。

<計面調整課長>
 私どもで担当しています洪水ハザードマップでございますけれども、それにつきましては、生命にかかわるマップでございますので、ことしの12月までに印 刷、それから配布する予定を目指してやっていきます。

<資産管理担当部長>
 庁舎等の施設の関係でございますけれども、研修などの成果を生かしながら、今後、具体的なガイドライン等の勉強を深めていきたいと思っております。

<施設計画課長>
 学校の改築に当たりましては、ユニバーサルデザインを用いているところでございますけれども、今後、カラーユニバーサルデザイン等についても十分に調整 しながら進めてまいりたいと思います。


【長谷川】
 全庁横断的に、ぜひよろしくお願いいたします。
 既存の施設や看板など、改修計画や予算などから、すぐに全面的に変更することは難しいと思いますけれども、状況を把握し優先順位を見きわめて、緊急性の 高いところからすぐにでも対応すべきだと思います。
 例えば広域避難場所への誘導案内や避難場所となっている施設の案内板の現在地表示、避難場所表示などは緊急性が高いものと思われます。
 例えばシールなどで、応急措置、暫定的な措置でもすぐにやるべきだと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。

<公園緑地課長>
 実際に公園のトイレで設置したユニバーサルデザインのサインがございますけれども、それにつきましては、早速シールでカラーユニバーサルデザインを取り 入れてございます。

<危機管理室長>
 私どもの方で担当しております一時避難場所等の色につきましても、そういった形で検討してまいりたいと思っております。


【長谷川】
 区内に多くある施設や看板のすべての色遣いを一度に変更するニとは現実的に無理だと思いますので、できるところから、緊急性の高いところから、例えば、 避難経路、非常口、避難場所、現在地などの表示は、だれにとっても正確に情報が読み取れるものでなければ、緊急時に生命にかかわる問題となります。
 優先的にぜひ対応していっていただきたいと思います。
20080324

色使いに配慮したチョーク
左から、白(2本)、黄、赤、緑、青



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