NEW 成果報告;2019年6月〜『文書質問』が足立区議会で始まります!詳細はこちら
NEW 第13回マニフェスト大賞 優秀賞候補ノミネートにあたって特集ページはこちら
第12回マニフェスト大賞 「優秀政策提言賞」を受賞しました! 特集ページはこちら
第5回マニフェスト大賞 「最優秀政策提言賞」を受賞しました! 特集ページはこちら
毎日フォーラム 7月号・寄稿文掲載 寄稿文の詳細はこちら
論文:中国残留帰国者問題の研究 ― その現状と課題 ― を公開致しました。論文の詳細はこちら

決算特別委員会の内容⑧ 討論

今日は決算特別委員会の報告の最後として、討論についてご紹介いたします。

 今回の決算特別委員会では、民主党を代表して、私が討論を行いました。
 討論とは、議会の会議において、表決(採決)の前に議題となっている案件に対し、賛成か反対かの自己の意見を表明することです。

 具体的に今回の場合は、最終的に会派として、この決算に「認定」か「不認定」かを明らかにし、その立場から意見を言うものです。
 足立区議会民主党としては、「認定」の立場での討論になりました。



*****以下、討論の内容です*****

 私は、足立区議会民主党を代表して、第108号議案平成20年度足立区一般会計歳入歳出決算から、第112号議案足立区老人保健医療特別会計歳入歳出決 算までの5議案に対し、すべて「認定」の立場で討論を行います。

 平成20年度予算は、近藤区長になって初めての予算編成であり、「こども・環境・治安」の3つを柱にしておりました。

 特に、妊婦健康診査事業や放課後こども教室、全小中学校の校舎の耐震化工事に代表される子ども政策、公共施設の地球温暖化対策や公園等の新設や改良事業 に代表される環境政策、そしてビューティフルウィンドウズ運動に代表される治安政策など、どれも今、生活している私たちにとって、そして子どもたちにとっ て、よりよい足立区を残すための未来志向型の事業の実施は、細かい点においては問題があるものの、全体として、高く評価いたします。


 さて、決算の中身を見てまいりますと、一般会計の歳入総額は、2393億749万円余、歳出総額は2213億7764万円余となり、形式収支は前年度に 比べ96億円あまり増額の179億2985万円余、実質単年度収支でみても24億円余の黒字、実質収支比率も4%台を維持するなど、年度途中より、悪化し た経済状況の中、なんとか良好な水準を保っていると言えます。

 しかし、依然として、歳入の43%にあたる1050億円2810万円余を、財政調整交付金に頼り、自主財源である特別区税は、昨年度に比べ11億円余の 増額となったものの、歳入全体の18%にとどまり、23区内でも依然低い水準にあるなど、厳しい現実があり、不景気の影響がいっそう顕在化する来年度以 降、構造的な問題として、区政を脅かします。
 また、予算の柱である環境政策の大きな目玉の一つであった「環境サミット in 足立」については、予算特別委員会での審議、議決の際には、432万円の事業として議決されたものが、予算の執行および決算の段階で、その10倍の 4626万円にもなったという問題もありました。

 予算案の議会への提出の際には、本当に必要な事業かつ、十分に検討されたものを提出し、議会での審議の後に、予算額が10倍になるなど、議会の審議の空 洞化を招くような事態が起こらぬよう、包括予算制度のあり方、運用の仕方を含めて、反省と検討をお願いいたします。

 また、もう一つの目玉ともいえるワンチャリ・ツーロック運動については、鍵を配布するといったイベント性の高い事業の遂行のウエイトが高く、放置自転車 対策や自転車盗をさせない為の教育など、じっくりと時間をかけて取り組む内容が少ない傾向を指摘いたします。

 加えて、本決算特別委員会の審査の中で、私たち民主党足立区議団は、次の指摘をいたしました。

・厳密な予算編成と執行率の向上を努めることについて、
・区で働く非常勤職員、指定管理従事者、業務委託従事者の賃金・労働環境整備のための公契約条例の制定を行うことについて、

・一括で網をかけた地区計画の見直しを行うことについて、

・教育委員会の独自性を尊重し、教育基本法・学校教育法・学校給食法等、関連法令を遵守することについて、

・経済的な理由により、高校や大学に進学できない子どもたちを一人でも減らすよう、修学資金貸付の弾力的な運用に努めることについて、

・区役所や総合スポーツセンターなど区の施設について、ハード、ソフト両面で、障がいを持つ区民を含め、利用者にとって使いやすいものになるよう、留意を することについて、

・委託や指定管理、PFIなどでかかわる民間事業者について、十分な選定と監督を行うことについて

・生活保護を受ける区民や年金生活者も利用できる介護施設を支援し、「介護難民」を発生させないよう工夫することについて

・カラーも含めたユニバーサルデザインの推進や相談などを受け付ける担当や窓口を設置することについて、

・区として行っている雇用の創出を伴う事業に、生活保護の受給者を積極的に採用するシステムを導入することについて、

・全庁的な匿名のアンケートを行い、セクハラやパワハラなどで悩んでいる職員がいないかなど、区として問題の把握をし、ハラスメントの明確な定義を示し、 区の職員の啓発活動を行うことについて、

・中国残留帰国者を区としてバックアップをしていくことについて、


 まとめて申し上げるならば、この決算審議においては、深刻化する不景気が足立区の中でも「格差」の問題となって、子供やお年寄り、障がいをもつ区民の生 活を脅かすという面が浮き彫りになりました。

 これら私たちからの指摘に対して、今後の予算編成並びに執行、区の政策に反映していただきますことを強く要望いたしまして、討論を終わります。
 有難うございました。

HOMESITEMAPLINK 政策活動報告議会報告プロフィール事務所 資料室 リンク