長谷川たかこの政策
医療的ケア児者・家族支援
医療的ケア児者・家族支援の構築にむけて
◆医療的ケア児に支援を!
10年前では助からなかった命が高度な医療技術により命がつながるようになりました。
現在、0歳から19歳の医療的ケア児の数は年々、増加傾向です。
その数は全国的にみると、平成27年度は約1.7万人、人工呼吸器児の人数は約3千人。
医療技術の進歩により、子どもたちの病態によっては歩けるし話せる子どももいます。しかし、日常的に医療機器と医療ケアが必要な子どもたちに対する福祉制度や社会制度が既存のものでは追い付いていない現状があります。つまり、現在の医療的ケア児は、昭和46年の大島分類基準では該当しない、当てはまらない子供たちが多くいるため、充分な医療保険福祉のサービスを利用することができなくなっています。
◆医療依存が重い子どもが増加している中で、成長に伴い、新たな課題。
医療的ケア児者・その家族が合理的配慮のもと、社会生活が送れる施策の構築が全国的にも、今、求められている喫緊の課題です。
医療・福祉・教育が連携した小児在宅支援の整備を求める当事者の声が上がっています。
◆医療的ケア児の家族支援
医療的ケア児の親御さんからは、家族が休めない(親が疲労困憊状態)、相談するところがない、地域に居場所がない(ベビーカーで行けて話せる場所がない)との声があがっています。
◆足立区は医療的ケアを必要とする障がい児・者の実態把握がつかめない?
長谷川たかこが足立区の実態について本会議で質疑したところ、区の回答は以下の通り。
→(福祉部長回答;議事録抜粋)医療的ケアを必要とする障がい児・者の実態把握につきましては、厚生労働省が公表しているレセプト情報及び、特定健診等の情報には自治体を識別するコードなどが付されておらず、人数、状況共に実態を把握することは不可能です。
◆区民アンケートで実態調査を。
☆早急に実態調査を区として行うよう働きかけていきます。
◆医療的ケア児者の親に対するレスパイト事業を。
☆医療的ケア児者の親に対するレスパイト事業を区として早急に立ちあげるよう求めていきます。
◆アウトリーチ型の在宅医療支援を。
☆東京女子医科大学東医療センターによるアウトリーチ型の在宅医療支援を足立区で行うよう、強く働きかけていきます!
◆医療、教育、福祉の連携を。
医療的ケア児の子どもが成長する過程で、医療、教育、福祉の連携が必要です。
☆そこで、東京女子医科大学東医療センターで一貫した支援ができるようその仕組みを構築し、子どもが就学した際には、学校現場で子どもの看護管理ができる体制を整備していきたいと思います。
◆私たちが今、すべきこと。
医療技術の進歩により、子ども達は生き延びて可能性を拡げてくれました。
私たちがすべきことは、今ある仕組みを変えて、子供たちの可能性をさらに拡げることです。
長谷川たかこは当事者の皆さんの声をしっかりとお聞きしながら、社会の変革に挑み、足立区からその仕組みを構築していきます!