石巻動物救護センターは現在、仮設住宅など避難されている方々から依頼されて預かっている動物や発災後に飼い主が見つからずに保護された動物たちが、こちらの施設に入っています。
ハウスの中までは入ることは出来ませんでしたが、獣医師さんたちが毎日来て、健康診断もしているとのことでした。
特に都心部では、災害時にペットたちをどのように保護していくかも、大きな問題になってきます。
ペットの数が多い足立区でも、ペット達の安全や避難所などでのトラブル防止のためにも、ペット対策は必要です。
その後、石巻市災害廃棄物置き場や大橋地区にある仮設住宅、石巻港を見て周りました。
発災から5ヶ月以上たちますが、被害の爪痕がいたるところに見受けられました。
石巻港近くの車道は、まだ海水につかっている場所もあります。
港近くのビルは1・2階が津波で完全に破壊され、鉄骨がむき出しになっており、津波で流された看板やタンクなどが車道をふさいでいる状態でした。
瓦礫の処理なども含めて、復旧・復興の難しさを改めて感じました。
しかし、破壊された家屋の隣では、家を修理して、普通に生活を開始されている状況も見受けられ、被災者の皆様のたくましさと、復興への歩みも感じることができました。
ごみの問題、地盤沈下した土地の問題、海水に浸かった農地の問題、そして高台への移転の問題など、本格復興には、まだまだ多くの課題が残されているのも事実です。
この2日間は、発災から5ヶ月以上経った現在でも、被害の大きさを感じられるような、とてもすさまじい現場を見てきました。
東日本大震災の教訓を、今後の足立区の防災・減災対策、そして災害時の対策に、どのように生かしていけるか、真剣に考えていきたいと思います。
石巻動物救護センターです。
石巻市大橋地区に建設された仮設住宅です。
石巻市の災害廃棄物の集積所です。
石巻港の近くでは、車道が水没していました。
近くには大破した船がそのままになっていました。
津波により1階部分が破壊された住宅。