今日は午前中に参加した代々木オリンピックセンターでのCUDの勉強会の後、急いで鹿浜団地で行われる中国残留帰国者の皆さんとの交流会へ直行しました!
鹿浜2丁目の中国残留帰国者の交流会は、今回で3回目になります。
これまでも代表質問(詳しくは、
2009年2月の一般質問の記事をご覧ください)等で中国残留帰国者問題を取り上げ、さまざまな提案をさせて頂いておりますが、その中でも挙げた地域とのコミュニティの確立が鹿浜2丁目では、定着してきています。
今回は、西部地域に居住している中国残留帰国者の皆さんに西部福祉事務所がお声掛けをし、当日は60名ほどの方々がご参加くださいました。
3部制になっており、はじめに「鹿浜いきいき館」で中国残留帰国者の皆さんの交流会が始まりました。
参加された中国残留帰国者の皆さんが水餃子づくりの調理をし、出来上がりは皆で水餃子をほおばりながらカラオケ大会、舞踊などで、大変盛り上がりました。
自治会長や西部・中部福祉事務所の所長のご挨拶では、中国語の通訳付きでした(私も一言ご挨拶をさせていただきました)。
15時からは場所を団地の集会室に移して、2部の中国本場の「ラー油づくり」が地元の皆さんも加わり行われました。
にんにくのみじん切りとしたいけ、クルミ、トウガラシ等を油で揚げ、香ばしいラー油が出来上がりました。
水餃子にもしっかりと味付けがされていますが、ラー油をかけるとまた違った風味が入り、本格的な餃子を堪能できました(笑)。
また最後の3部では公園に場所を移し、納涼祭が行われました。
会場ではすぐにカラオケ大会が始まり、水餃子を堪能しながら、帰国者と地元の方々がともにとても楽しそうにしていた姿が印象的でした。
足立区からは、福祉事務所の皆様が10名以上お手伝いで参加をされており、そのほかには、報道部の方もお見えだったようです。
鹿浜団地の自治会長さんはとても中国残留帰国者の皆様にご理解が深く、地域の皆さんには仲間として地域の絆を深めていこうと理解を求めているそうです。
今回の3月11日の東日本大震災の際には、役員さんと1件1件戸別訪問をして、状況の確認を行ったそうです。
今回のご挨拶でも、自宅に引きこもることなく、地域に出てきてほしいと帰国者の皆さんに訴えかけている町会長さんのお姿がありました。
中国残留帰国者の皆さんが、祖国に帰国した後の生活、地域社会とのつながりに関しては、全国で大きな課題になっています。
鹿浜2丁目の取り組みは、足立区内だけでなく、広く全国の自治体でもお手本になるのではないでしょうか。
今後も、中国残留帰国者の皆様のコミュニティの場を足立区全域に広げ、帰国者と地域の皆様が安心して暮らせる環境づくりを目指して取り組みを進めていきたいと思います。
今日は、午前中から役所の皆様、自治会の皆様他、沢山の方々が協力し合いながら運営をされていました。
皆様、本当にお疲れ様でした。