桜、ツツジ、鯉のぼりを観てきましたよ。
最初に行った結城農場では、さまざまな桜を観ることができました。群馬のこの地域は、まだ八重桜が見事に咲いていて、すごくきれいでした。
この結城農場では、2万5千坪の敷地に、350種類の桜が系統ごとに植えられています。 3月から5月上旬、8月下旬から12月中旬まで、年間を通してさまざまな桜を鑑賞することができるそうです。
またこの農場では、組織培養による桜の増殖、桜の栽培管理や樹勢回復に関する研究にも取り組んでいます。
創立以来(1962年)、国内外に配布した累計本数は220万本に達しているそうです。
多くの種類の桜の中でも「松月」という桜が私の一押しです。
白の花びらに淡いピンクがかかった松月は心を和ましてくれます。足立区でも、松月は都市農業公園に咲いているそうです(来年観に行ってきます)。
色々な種類の桜をみることができましたが、中には、黄緑色をした珍しい桜もありました。
さらに結城農場では、桜を育てるだけではなく、「桜の名所づくり」活動や花や緑を育み、美しい生活環境を皆で共有する「花の街づくり」運動を進めていま す。
その実践事業として桜の苗木配布事業も行っており、北千住の学びピアに植樹された桜も、ここの苗木でした。
今回、こちらの農場でお仕事をしている方からお話しを聞くことができました。
桜の苗木を増やす方法として、一般的に種子をまいて増やす方法と接木をして増やす方法の2種類があります。
ここまでは皆さんご存じだと思いますが、種子をまいて苗木を育成すると、種子を採取した桜と同一の花が咲かず、新品種が生まれる可能性もあるそうです。
また、台木となる桜に増やしたい桜の芽や枝を接いで苗木を育成すると、枝を採取した桜と同一の花が咲くそうです。
それと、桜の環境寿命は60年とのこと。時々枝が枯れている桜を見ますが、接木をするといいそうですよ。
ちょっとしたミニ知識ですが、勉強になりました(笑)。
私の近隣の公園も見事な桜があり、毎年、楽しませてくれましたが、最近、住宅事情で、一部伐採されてしまいました。また、他の地域でも虫がつくからとか の理由で、緑がどんどん伐採されているようにも感じます。
少しさびしいことですよね。
足立区に限らず、日本全体、特に都市化が進んでいる地域など、花や緑、豊かな環境を子供たちのために築き、残していくことも大切だと思います。
桜をしばし鑑賞し、勉強した後は、バスで群馬県立つつじが岡公園にツツジを観に行きました。
ここでは、約11万平方メートルの園内に、50余品種1万株のツツジが咲き誇り、中でも高さ5mにも及ぶ巨樹や樹齢350年から800年を超えるヤマツ ツジの古木が見事な花を咲かせていました。(ツツジが樹齢800年というのは、大変驚きました!)
その後は、館林市の「鯉のぼりの里まつり」を鑑賞してきました。
メイン会場の鶴生田川をはじめ、4つの会場で鯉のぼりが楽しめます。平成17年5月には5283匹の掲揚数でギネス世界記録に認定されたそうです。
その後も年々数を増やし、今年は6090匹の鯉のぼりが、大空を悠然と泳いでいます。
風に揺られ大空を泳ぐ鯉のぼりの大群には圧巻されました。また、色鮮やかな鯉のぼりが水面にも映り、とてもきれいでした。
会場の近くには、ぶんぶく茶釜の発祥の地、茂林寺が近くにありました。茂林寺に行く話もありましたが、時間的に難しく、雨も降ってきたため、残念ながら 中止となりました。
桜やツツジなど、自然の草花を育てることは、地球環境にやさしいだけでなく、皆さんが環境問題を意識することができます。また、なにより、自然の緑や美 しい花々のある生活は、人の心を穏やかにし、豊かにしてくれます。
「環境先進区 足立区」を目指すということは、地球に優しいだけでなく、そこに暮らす人にも優しい区にすることだと思います。
未来の足立区のためにも、私も区議会議員として本当の意味で「環境先進区」を目指して、取り組みを続けていきたいと思います。
最後になりましたが、今日は一日、皆さんと一緒にいろいろと見学ができて、本当に楽しかったです。
初めてお会いした方々もいらっしゃったのですが、たくさんのお話しを聞くことが出来、本当にありがとうございました。
皆さんからいただきましたお声をしっかりと行政に届け、また今後の政策に生かしていきたいと思います。
これからも宜しくお願いいたします。
きれいな八重桜「松月」です。
接木をして同一の桜の花を育成しています。
結城農場の桜並木で。
群馬県立つつじが岡公園。樹齢350〜800年のツツジが見事な花を咲かせていました。
6000匹を超える鯉のぼりです。平成17年度には鯉のぼり掲揚数でギネス世界記録に認定されています。
ぶんぶく茶釜の発祥の地、茂林寺が近い為、お土産屋さんは狸の置物が沢山売られていました。